Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

自転車通勤用バッグ

自転車通勤をするとき、バッグをどうするかは大きな問題である。

自転車通勤をはじめた頃は、無印の3wayバッグを使っていた。リュックサックを背負っていたわけである。

これは金具がぼろぼろになるまで愛用したが、夏場に背中の汗でびっしょりになってしまい、不快になるのは避けられなかった。

私の自転車はランドナーであり、フロントキャリアが付いている。何もリュックを背負う必要はなく、荷物は自転車に持ってもらえば良いはずだ。

で、無印の3wayバッグとサヨナラしたときから、私の通勤バッグ探しの旅は始まるのである。

 

私が通勤バッグに求めるのは、以下の6項目である。

1)自転車に簡単に装着できて、運転の邪魔にならないこと。

2)自転車から外したら、普通のバッグとして、客先に持っていっても違和感がないもの。

3)着替えと弁当が入ること。

4)A4ファイル、あるいは同サイズのノートPCが入ること。

5)できれば、ショルダーバッグとして使えること。

6)カバンの口が締まること(雨天時に雨がカバンの中に吹き込まないこと)

これらすべての要素を満たすのは、容易ではない。

たとえば、自転車用フロントバッグは2)4)の2項目で落第である。あの四角いバッグを客先に持ち込むのはちょっと気がひけるし、何よりもA4ファイルが入らない。

ビジネス書類はほぼA4サイズであり、このサイズの書類を収容できないのでは、ビジネス用途では使えないと思う。

 

適当なショルダーを無理やりフロントキャリアにゴム紐でくくりつけて何年か使ったが、このたび、ついに「決定版」を発見した。うれしい。

MIKKEAショルダーバッグ

「MIKKEAショルダーバッグ」

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ご覧のとおり、フロントキャリア上にピタリと収まる。

素晴らしいのは、カバンのフタをとめるためのワンタッチベルトがついていることだ。

このベルトを、ハンドルをまたぐようにしてカチンと留めている。

これでカバンは落下しないし、左右はハンドルで抑えられている。はずすときは、ワンタッチをかちっとはずすだけ。

必要なときは、ショルダーかばんにもなるのだ。

 

これこそ、私の求めてた6項目をすべて満たす、最強の通勤カバンなのである。

みかけは普通のPCバッグなので、別に客先持ち込みでも違和感がない。私は技術職なので、PCバッグのほうが普通なのである。

かなり大容量で、着替えや弁当、A4ファイルに加えて折りたたみ傘、緊急用のインフレータまで入っている。もちろん、財布も。

 

おかげで、自転車通勤がすこぶる快適になった。

いったいあと何年働けるのかわかりませんが(苦笑)せっかく最高の自転車通勤バッグを見つけたのだから、頑張っていかないといけませんね(笑)

学校教育と投票率と、、、

いよいよ参議院選挙の公示がされて、選挙戦に入りましたね。

で、選挙のたびに「若者の政治離れ」が叫ばれて、TVには必ずフリップで「若者の投票率がいかに低いか」がグラフで示される、、、おなじみの光景であります。

そうだよなあ、、、と思う反面、ちょいと違和感もあるんですね。

 

つまり、私の場合ですが、若い頃に政治に関心があったか?

まったくノーですね(笑)

で、周囲の先輩友人も、ほぼそうでした。若い頃は趣味や学業、交遊関係、あるいは恋愛などなど、、、そんなことのほうが忙しくて、政治などというものに興味なんか持たなかった。

初めて選挙に投票に行ったのなんて、私は20代も終盤だったか30に突入したか、まあ、そんなものでした。

「オレみたいな、何も知らないやつが投票なんかしたら、かえって迷惑をかけるかもしれん」みたいに思っておりましたからね。

 

思うに、それは学校教育と大いに関係があるんですが、つまりは「ミスしないこと」がもっとも大事だと、いつの間にか考えていたんですね。

投票をマークシート試験のように考えていて「ただしい候補者を選ぶ」作業だと思っていたんです。そうすると、ちゃんと勉強してないからやばい。なので、まじめに勉強した人におまかせしよう!

実は、若い人の投票率が上がらない理由に、これがあるんじゃなかろうか?と私は疑っております。

 

この学校教育による刷り込みは、しばらく尾を引くわけですね。

私の卒業した地方公立高校には生徒手帳にきっちり「不純異性交遊は禁止」だとはっきり書いてありました。

もちろん、校則をちゃんと守って大学生になったわけです(笑)

大学になった途端にデビューする知人も数多おりましたが、私は「高校で不純なものが大学になったら不純でなくなるという理屈は納得できん」と思っておりました(笑)

この呪いが解けるまで、数年を要したのであります。

 

つまり、学校で「きちんとルールを守って真面目に」やっているから投票率も上がらないし、出生率も上がらないのではないか?

これが私の仮説であります。

学校で「けっ。センコーなんざ、うるせえっての」なんて思っているやつのほうが投票もするし子供を作るのも早い、、、のではないかと。

 

子供にとって、学校が大事すぎて、それ以外のルールがあまりにも入らない。

しかし世の中に出たらわかりますが、学校のほうが世間からすると異常な世界です。

世間に出ると平等はない。生まれつきお金持ちと貧乏ではスタートで大きな差がある。ルールもいい加減で、うまくやってるのはむしろお約束な世界がある。このへんの折り合いを付けられないと苦労します。

 

投票率を上げて出生率も上げるには、学校をもっといい加減にオーザッパにやれば良いのではないか、、、などと愚考する次第ですなあ。

 

 

11月に去りし者

「11月に去りし者」ルー・バーニー。

 

1963年のニューオリンズ。主人公のギドリーは地元のギャングの中では売出し中の若手幹部だった。
ある日、事件が起こるから逃走用の車を準備するようにボスから言われて、そのとおりに一台の車を手配した。その仕事は手下にやらせず、自分でやるように、という指示があった。
さて、このなんということもない仕事を終えてTVを見ていたギドリーは驚く。そこには、ケネディ大統領が撃たれて亡くなったという重大ニュースが流れていた。
ギドリーは、自分の用意した車が真犯人の逃走用に使われた車だとわかった。ボスは「心配するな、オズワルドを手配してある」と電話してきた。たしかにオズワルドは捕まり、そしてそのオズワルドも始末された。
教科書ビルの上からケネディ大統領に3発撃って2発を命中させるのはプロの仕事だとギドリーにはわかっていた。オズワルドはプロではない。
この事件の真犯人に銃を手配したであろう武器商人も始末された。ギドリーは気がつく。次は、オレだ。この事件に関係したものは全員始末される。ギドリーは変名を使い、一か八か、海外逃亡のルートを手配してくれそうな知人のいるロサンゼルスを目指して逃走することになる。
一方、二人の娘を持つ平凡な主婦のシャーロットは、アル中の夫に、ついに堪忍袋の尾が切れた。酒を飲まないときは本当にいい夫なのだが、とにかく酒を飲んだらだめなのだ。そして、本人は卑怯な性格で、決して酒を飲んだことを認めない。
シャーロットは自分の人生を救うには、今行動するしかないと思い立つ。二人の娘を連れて、何年も会っていない叔母のいるロサンゼルス目指して車を走らせる。
しかし、土砂降りの雨のために車を側溝に落としてしまい、車は激しく傷つく。
途方にくれたところに、逃走中のギドリーが通りかかる。
ギドリーは自分に追手がかかっているのを知っているが、相手は「男一人」と思って逃走しているはずだ。まさか、家族連れとは思わないだろう。ギドリーは、精一杯の親切な顔をしてシャーロットに近づく。
シャーロットは警戒するものの、ギドリーにやがて惹かれていく。二人は経由地のラスベガスに着く。
その二人を、殺し屋のバローネが追ってくる。バローネは、徹底的な調査を行い、ついにギドリーが家族連れに変装していることを突き止める。
やがて、四人に殺し屋バローネが迫る。。。

 

こういう旅を描いた映画がロードムービーと呼ばれるわけだが、まさにそんな感じである。良い俳優を使って映画化したら、かなり泣ける作品になるのは間違いない。
この小説はミステリーであり、ギャングを描いたノワールであり、そして痛切な恋愛物語でもある。
人を信じないことで生きてきたギドリーが最後に選択したのは、信じる人のために自分の身を投げ出すことだった。
そして、人に頼って生きてきたシャーロットは、自分の力で強く歩きだす。
評価は☆☆。
さすがMWA賞受賞作品だ。一読して損なし。

 

この小説の題材に使われているケネディ暗殺であるが、いまだに米国史上最大の謎といって良いだろう。かつてトランプ大統領が「当選したら極秘になっている秘密を開示する」と公約したが、実際に当選したら一部の開示をやめてしまった。
大部分は開示したが、秘密部分を残してしまったのだ。
あのスタンドプレイの大好きなトランプがやめてしまうというのは、ただ事ではないと思うのだ。たぶん、トランプは極秘資料を読んだはずである。その結果「とても表に出せない」と判断したものと思われる。
大したことがなければ、トランプは公約通り公開したはずである。
これは私の想像だが、たぶん、ケネディ大統領にかかわる重大な秘密が暗殺に絡んでいるのだろうと思う。米国民にとって、ケネディは英雄である。そのケネディに表沙汰に出来ない秘密があって、それが原因でケネディは殺された。だから公開できないのだと思う。公開したら、トランプの考える「強い米国」の反対で、米国民が自信喪失してしまうような何かがあったから、、、、とか。
ちなみに、トランプが秘密にした部分を公開するとバイデンは言っていたが、これも当選後に前言撤回し、秘密期間を延長している。。。


ま、想像はいくらでも自由なのでありますが(苦笑)
実際の真相は、果たして私が生きている間に公になるのかどうか?
どうも、永遠に闇に葬られる可能性が高そうな気がしてしまいますなあ。