Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

FEU


多忙で気合いの入った文書は書けないので、こんなネタで誤魔化そう(^^;)

乃木坂駅前の一軒家レストラン。フランスから要人を招いてのパーティにも腕を振るったという現役シェフは有名だが、その店のシェフは皆独立して評価の高い店を開いている。歴史の長い名店である。

ワインの値付けは良心的で、思わずニッコリ。いつもの通り、ヒュメを頼んだ。

前菜は牡蠣のジュレ。冷たくて牡蠣のうまみがさわやかな柑橘系ソースと混ざる。うまい!
魚はキスのグリルにしたけど、これも繊細な味付けで、まるで和食のような味わいだった。
肉はシャラン鴨にしたんだが、これだけがちょっと。もともとシャラン鴨は日本人好みの淡泊な味わいであるのだが、それにしてももうちょっと、どっしりとした重さを期待したんだが。
トゥール・ダルジャンとかジョエルのようなクラシックフレンチの系統とは、ちょっと違う。

デザートは手の込んだものが2品も。
まあ、男ですから、それほど甘いもの好きではないのだけどね。

初夏を意識した柑橘系のソースを多用して、非常に細やかなフレンチを食べさせる店である。やや女性的というか、線が細い印象だ。
美味いという意味では無類かもしれない。季節感を重視した演出が多く、和食のような感覚を感じた。乃木坂という立地の顧客を意識しているのかなぁ。

今さら私が言うまでもない名店である。
最後に。
珈琲がめっぽう美味くて、お代わりをした。私の好きなフレンチの条件は、珈琲がうまいこと。だって、最後にまずい珈琲を飲まされたら、すべて興ざめじゃないか(笑)

和食党でも「たまにはフランス料理でも」と気合いを入れて充分満足できる店だと思う。