Single40'S diary

「40過ぎて独身で」の作者が、あっというまに50代を迎えたブログ

独身税は正義でない

独身税に関して「国家による介入」だと書いたら、説明にならぬと言うご指摘を受けた。確かに、簡略化しすぎであると反省。よって、独身税が「正義にもとる」という理由を整理する。

1)福祉財源問題の権利-義務関係を損なう
まず、正義の基準として「権利-義務関係」を明快にしなければならない。権利があるのに義務がないのは「ただのわがまま」、義務はあるのに権利がないのは「ただの弾圧」と言える。

さて、老人福祉財源に関して、現状は「世代間扶助」である。つまり「現役世代である間、引退世代を支える」という義務の履行をすることで「引退世代になれば、現役世代に支えて貰う」という権利が発生する。権利-義務関係はこれでつくされている。
よって、子どもを持つことと、自分の老後の扶助問題は、権利-義務関係に含まれないので、無関係であり、独身か否かをこの問題に交えること自体が、議論として「権利-義務」関係を損なう。

なお、「子どもを作る」という権利に対する義務は「作った以上育てる」という義務である。言うまでもないが、自分の子どもを育てるのは義務(責任)である。

2)環境・資源問題の上での得失
別稿で触れた視点であるが、地球の資源も環境も有限である。日本を含む先進国民は、途上国の人間に比べて、成人するまでに数百倍の資源を使い、そのぶん環境に負担をかける。もしも、先に食べたふとっちょが、後から食べようとするやせこけた人に向かって「もう食料が乏しいから食うな」というのであれば、それは傲慢であり、不正義である。もしも、世界の人間が平等であるならば、先進国において独身であり子どもを作らないことは、全地球的な観点からすれば利益であり、独身者を環境に優しい選択をした人びととして優遇する理由はあるが、反対に税を取り立てる理由はないというべきである。

3)子どもができない人の差別
望んでも、子どもが出来ない人もたくさんいる。現在の社会においては、結婚しないとできない(不利になる)ことは「子どもを持つ」ことぐらいであり、その他は特に問題ない。既に新婚カップルの1/4が「出来ちゃった結婚」であり、この比率は今後も増えていく傾向にある。独身税を創設すると、子どもができない人を無言のうちに差別することになりかねない。実際、そうなるだろうと思われる。

4)「もてない男(女)」への差別
世の中には、明白に「もてない男」がいる。結婚する機会は、恋愛経験が多いほど機会が多いから有利であり、また、恋愛の機会が多ければ人生の楽しみが多いだろう。
金銭の場合、金儲けがうまい人とそうでない人がおり、税は金儲けのうまい人から多く取る。なぜなら、金儲けがうまい人は、人生で楽しい思いをたくさんするだろうから、公平のために税を多く取り立てても、格別な不平等ではないというべきである。
しからば、恋愛が上手で、たくさん楽しい思いをしている人から税をたくさん取っても不平等にはならぬというべきであるのに、独身税は逆に恋愛の能力において恵まれない男に税をかける。差別というべきである。

俺なんか、生まれてすでに40数年、つきあってくれた女性なんて○人しかいないぞ、このやろ~!

5)既に実質独身税はある
独身であるということは「配偶者控除」が受けられない。現状、すでに独身者は既婚者よりも多く税を負担している。その上、さらに払えと言う。無情である。屋上屋を重ねる議論である。死人に鞭打つのか。

6)反○な人がいる-日本人差別
我々も、我々の子どもも、戦争などしていないのであるが、日本人に生まれたからという理由で、隣国にことあるごとに「謝罪しろ」と言われて、援助という名の税収を持って行かれる。それは、我々が汗水たらして働いた血税である。出生を理由として(他国の)なんの報酬もなく金銭を収奪される存在を奴隷というが、これを支持する人が日本人の中にすらいる。こんな不幸な国の国民を増やすのが正しいとは思えない。奴隷は少ないほうがより良い世の中と言える。

以上の6点の理由で、独身税は正義にもとるので、つくるべきでないと思う。
以上で整理、一応終わり。