Single40'S diary

「40過ぎて独身で」の作者が、あっというまに50代を迎えたブログ

草食系から絶食系へ

草食系男子という話が少し前に話題になった。
ここのところ、さらに事態は進行して、「絶食系男子」も増えているらしい。

毎日新聞に先ごろ掲載された記事である。
「大学男子のセックスの経験率は,2005年の61パーセントから54パーセントへ,5人のうち3人から,2人に1人に減少した。
これにたいして大学女子は,61パーセントから47パーセントへ,大幅に減少。
それ以前は、高校と大学の男女ともに,1974年以来,一貫してセックス経験率は上昇をつづけていたのだそうである。
しかし,2011年の調査はこの傾向が減少に転じたことを物語っている」
と。

これは、若者にお金がないとか、ストレスが多いとか、コミュニケーションが下手だとか、いろんな原因が唱えられている。
しかし、私が思うに、これはまったく「当然の変化」であると思う。
養老孟司の言葉を借りるとすれば「世の中が脳化した」からだと言える。

セクハラ問題やストーカー問題は深刻である。
昔風にいえば、セクハラは「コナをかけている」といわれたかもしれないし、ストーカーは「寝ても覚めても夜討ち朝駆けの押しの一手」と言われたかもしれない。
しかし、これらは犯罪なのである。
相手の合意がないんだから、そういうことはしてはならない。

すると、相手の合意を得るのはどうすれば良いか?となる。
これは、正解はないのである。
だって、合意を得ようと「熱心に」やれば、それはセクハラだからである。
「熱心に」しないで、さりげなく、合意を確保しなければならない。
それは、超能力みたいなものである。
おおかたの人間には、超能力がない。
よって、客観的に判定できるのは、外見であろう。内面をわかってもらおうと強引にするとセクハラだが、強引かそうでないかは相手次第であるから、それは難しい。
犯罪者扱いを免れるためには、常識ある大人としては、李下に冠を正さず、という。疑われれる行為はしないのがもっとも正しい方法なのである。

よって、男も「イケメン」は、誰が見てもイケメンであるから、安全かつ容易にパートナーを確保しえる。
法的、社会的にリスクがないのである。
ブ男が「押しの一手」は犯罪であるから、ただちに交番へ通報されるだけの話である。
これは、恋愛が自由競争市場であり、かつ、法的な規制も一部に導入されており、その法的規制が弱者保護(つまりブ男)には向いていないのだから、当然である。

当たり前の結果が出てきただけの話なので、驚くには値しない。

さらに、ついでに考えてみる。
草食だの肉食だのと言うが、よくよく考えてみよう。
立派な大人が、パンツを脱いで腰をへこへこ動かすのに熱中しているのである。
馬鹿げていて、恥ずかしいことである。
であるから、世間様で堂々と、そのような行為はできないのである。
隠れてこそこそやることになる。
それで、果たして立派なオトナと言えますか?
そのために、少なからぬ資金と時間を使って、、、冷静に考えてみられよ。馬鹿まるだしではないか。。。

という「立派な」考え方がでてくる。つまり「常識ある立派な現代人」という前提をおけば、猴とおなじのセックスが立派でもなんでもなく、単に動物的欲望に負けた情けない姿、となる。
そりゃあ人気がなくなるでしょ、こんなもん。

これらは、つまりは「アタマで考えた」理屈の世界だ。
そして、世の中はIT技術であり、スマホであり、大量の情報に囲まれてSNSでは互いに監視し合い、個人を尊重というか、逆に言えばダメなプライベートはなくす方向に動いている。
それこそ「脳化した社会」だ。

我々人間にとっての進歩は、脳の目指す方向に、社会が変化することである。
下半身がおきざりにされることを、進化と呼んでいるのである。
理屈ではなく、感情で他人に接することは一般的に「悪」である。

この世に、悪が栄えたためしはない。