Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

つける薬がねえ

度重なる挑発行動を繰り返す北のカリアゲ黒電話に、トランプは本気で怒っているようです。
しかしながら、いくら空母を「海の迷子」にしてウロウロさせたところで、黒電話は核開発をやめないでしょうね。

黒電話の狙いは、体制の維持を米国に認めさせること、と言っている人がいますが、それは誤りだと思います。
だって、父親の時代に、核開発を一度放棄して(しかし、実はこっそり復活)いるからです。
見返りは米国の重油支援、経済支援でした。
中共からも経済支援を受けていましたので、両手取りで、悪い話ではなかった。
これで体制を否定された、という解釈はできないだろうと思います。
そのまま、テキトーに支援を受けて、経済建設をしていればよかったんです。
核を諦めてさえいれば、極東の半島の半分で何をやらかそうが、米国としては、別に何の関心もないんです。
わざわざ手間とお金と人命をかけて殴りに行くわけがありません。

しかし、カリアゲ黒電話は、核開発停止を反故にしちゃったわけです。
約束違反?知るか、そんなもん状態ですな。

さて、トランプとしては、中共に「おめえの手下の不始末だろ、なんとかしろよ」とねじ込んでますが、それが精一杯だと思います。
実際に手を出すと、どえらいことになります。

まず、問題なのが韓国です。ソウルは北に近すぎます。100万人、いや、それ以上の被害が出るかもしれません。
やけのやんぱちになった北は、ソウルを道連れにするでしょうからねえ。
韓国は、それでは困るので、米国に「嫌です」と言ってます。
今のところ、米国も「韓国の賛成なしでは、やらないよ」と言っています。
仮に、韓国無視してやったとして、そこでソウルに大被害が出る。すると、どうなるか?
あの半島人の気質からして「米国憎し」で1000年恨むでしょうな。
半島の統一国家が出来たとして、そいつが反米に転んで、中共の傘下入りがオチです。
これじゃあ、米国としてはバカバカしくて、やってらんねーです。
いくらトランプが凄んでみても、半島をまるごと諦める覚悟がないと北を叩けません。割に合わない話なんです。

北としては、絶対にやってはいけないのが米国に対する先制攻撃です。
口先は勇ましいですが、ほんとに攻撃したら、米国の絶好の口実になります。
もし戦争したら、ボロクソに負けます。カリアゲ黒電話は、黒焦げ電話に早変わりですね。
せいぜい、南を道連れにするのが精一杯です。
カリアゲ黒電話に自殺願望がないかぎり、先制攻撃はありません。

日本はどうでしょうか?
やけっぱちの北の核ミサイルが飛んでくるかもしれません。
もしも核を使ったら、世界中から非難の的になりますし、米国が反撃をためらう理由もなくなりますので、北はキノコ雲だらけになるでしょう。
それでもぶっ放す可能性はありますが、そのときは、もう破滅覚悟のときです。
仮に、日本が核武装していても、関係ありません。相手の報復が怖いから核を使わないのが理性の判断ですが、北が核を使用するときは、すでに理性的な判断をやめちゃった段階ですので、仮に日本が核武装していても抑止力にならないです。
北にしてみれば、どっちにしろ、ぶっ放した時点で全滅覚悟ですので。

それよりも、ダラダラと戦争が続いて、難民が押し寄せるほうが恐怖です。
まあ、日本海の波が荒い日が続くことを祈るしかありません。

米国にとっては、自分の国に届く核ミサイルの開発だけがデッドラインです。
そうなれば、半島の未来がどうなろうが、とにかく目先の脅威を取り除くしかないでしょう。
しかし、今のところ、半島を半分こにしているのが、米中いずれにとっても文句がないので、それが動くのは嫌でしょう。
中共に「なんとかしろよ、そのかわり、そっちが何をやろうと、俺は見てみぬふりだからさ」とネジを巻く。
先のトランプ習近平会談では、おそらく、そんな話になっただろうと思います。

少林寺の達人の100人くらいの部隊が北に向かうのが時間の問題だと思いますが、あの監視国家では、それも困難でしょう。

色々と考えても、どうにも、つける薬がないんです。
やばい状態になるまでに、中共が成功することを祈るしかないんじゃないでしょうか。