Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

結果を歓迎

韓国大統領選挙は、事前の予想通り、文在寅氏になった。
この結果を歓迎したい。
ますます、日韓関係が良くなるからである。

韓国民は、日本人が思うほど、北の脅威を感じていない。
北が脅威であれば、革新派の文氏が当選するわけがない。
彼らに言わせれば「日本人の南海地震と同じ」なのだそうだ。つまり「いつかは来る脅威だが、今すぐじゃないだろう」という安心感なのだ。

その文氏だが「北と対話する」と言っている。
では、北のカリアゲ黒電話と、何を話すのだろうか?
「核を放棄してください」「ハイ、わかりました」なんて、なるわけがないでしょうが。
せいぜい「お金は払いますので、ウチには撃たないでください。やるときは日本でお願いしますわ」でしょうなあ。

考えてみれば、文氏の選択肢は少ない。
韓国経済は沈没寸前なので、韓国民はすぐに結果を求めているはずだ。
韓国の経済が瀕死なのは、THADD配備をめぐって、中共から事実上の経済制裁を受けているからである。
すると、THADD配備の見直しをすれば、経済制裁は解除されるので、ただちに経済を上向かせることができる。
もともと反米親北なのだから、飛びつきそうなアイデアである。
ただし、この策には、大きなリスクがある。
アメリカは、北への攻撃は「同盟国に被害が大きい」ので、躊躇っていたのである。
韓国がTHADD配備を拒否すれば「気にしなくてもいいじゃん」になりかねない。
トランプと文在寅が、同様に北に話し合いを呼びかけるといっても、背景が違う。トランプは「嫌ならやるぞ」がある。
実際、米国は世界で唯一、単独で開戦に踏み切れる力がある。
北の核なぞ、線香花火のような代物で、米本土には届かないのだから、気にする必要はない。
日本の運が悪ければ、一発くらい貰うかもしれないが、まあ概ね撃ち落とせるから、そのときはそういうことで(汗)という話である。

そもそも、北の核開発に対しては、国連決議も出ているので、米国としても最後のカードは韓国の被害だけなのである。
アメリカのせいで、国土が大被害を受けた」で韓国民に1000年恨まれるのは面倒なので、韓国自身がエラーをするか、北が暴発するまで追い込むのが米の方針である。
その空気を文在寅氏が読めるかどうか?である。

さて、左巻きでいかれた脳みその文氏も、さすがに米国に見放されるとヤバイと幸運にも気づいたとする。
すると、当面の韓国経済浮揚は絶望的である。
国民の不満は高まるので、なんとか策を講じなくてはまずい。
そのとき、頼りになるのは、反日なのである。

北が怒ると核を撃つし、中共が怒ると経済制裁アメリカが怒ると戦争である。
物騒だらけだが、日本だけは安心だ。
核も撃たないし、経済制裁もしないし、もちろん戦争もない。
武力侵攻した竹島を、いまだに奪還も出来ないのである。
こんな安心な相手はいない。

以上により、文氏の当面の政策は、反日エンジンのアクセルを踏み込むしかないのである。

そうなれば、当然、両国民に互いの国に対する嫌悪がさらに醸成されるであろう。
これでこそ、日韓関係の正常化が出来るというものである。
世界の国家は、だいたい隣国とは仲が悪いものである。
まして、日本にとっては、特に国益のない相手である。
単に、北との間の緩衝地帯としてのみあればいいだけだし、もしも韓国が親北になって米国と揉めるのであれば、相対的に日本の地位は向上する。
どっちに転んでも、悪い話ではない。

日韓関係が良くなるということは、日本の国益になるかどうかで判断することである。
いくら仲が良くても、なんら国益にならないのでは、どうしようもない。
そういう意味では、あの国とは、仲が悪いほうが、何かとよろしい、ということである。
それにしても、反日ネタも戦時売春婦ばかりでは、さすがに飽きる。新たなネタとしては、戦時徴用問題あたりか。
国民情緒法の司法とあいまって、また新たなネタを提供してくれることは、疑いないところだ。
今後がますます楽しみですなあ。