Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

中近両用

50を過ぎてから、だんだんと近くが見えづらくなった。
老眼になったのである。
やむを得ないから、手元用の眼鏡をつくった。
私はもともと近眼であるので、わざと度が緩い眼鏡をつくるわけである。遠くは見えないが、読書などには都合が良い。

ところが、つい先日、その眼鏡を踏んづけて壊してしまった。
「あれ、どこだメガネメガネ、、、」
などという横山やすしギャグ状態になってしまい、探しているうちに踏んづけたのである。
私の老眼鏡はハヅキルーペではないので、オヤジの足に踏まれたらいともカンタンに破壊されるのだった。

実は、遠近両用メガネなるものも持っている。
しかし、こいつは非常に使いづらい。遠くをみるときにはまあまあ便利だが、手元は視野がひどく狭い。
老眼鏡を作り直さねばならんな、と考えた。

そこでネットで調べてみると、最近では、私と同じように感じる人が多いのか「中近両用」なるメガネがあるのだという。手元および室内程度を見るのに適する、視界の歪みも小さいという。
こうなれば、モノは試しである。
格安メガネチェーン店で買ってみた。ダメでもともと、なのである。

さて、1週間待って、中近両用メガネが出来上がった。
かけてみて驚いた。遠近両用の視界の狭さ(というか歪み)が、ほぼ気にならないレベルなのである。
遠近両用だと前方のスポット内しか見えないのが、中近両用だと側方まで見える。

さらに、自転車に乗ってみて、これは良いと実感した。
中近両用でも遠方が見えないことはなくて、レンズの上部に遠用が入っている。
私のランドナーはドロップハンドルだから、自転車に乗ると前傾姿勢になる。
すると、当然に「上目づかい」で前方を見ることになる。
これが遠用レンズ部分にぴたりとはまって、遠くまでクリアに見渡せるのである。
視界を落とせば、手元のスピードメーターが近用レンズでハッキリ見える。
なんと、自転車にピッタリなのである。

結論から言えば、中近両用メガネ一本で、まったく不自由がない。
いやあ、素晴らしいものできていたもんである。
私のような近視持ちの老眼年齢サイクリスト(笑)にはピッタリである。
おまけに、途中で本屋によって立ち読みをするのも楽で、メシ屋に入ってもメニューを読むのが苦にならない。

早く買っておけば良かった、と思う次第なのであります。うん。