アラヤのランドナーを通勤に、日常の足に使っているのだが、一番の不満点は
「カンチブレーキの効きが良くない」
ことであった。
私もトシなので(汗)すでに幹線道路を快走するようなことは滅多になくて、なるべく自動車の少ない生活道路をのそのそと辿って走るのがほとんどである。
まあ、泥除け付き自転車は、遅いスピードでも様になるからいいのだ。
しかし、そうして細い道路を走ると、これは「ぶっ飛ばす」わけにはいかない。時々、ママチャリに乗った中高生が「ぶっ飛ばして」いるのを見るが、あれは狂気である。
そのうち、交差点がガッチャンコであろうと思う。まず、歩行者が危ないし。
生活道路を走ると、自動車の脅威は少ない。細い道では、クルマも少ないし、だいたいゆっくり走っている。
最大の敵は、逆走飛び出し何でもアリなママチャリどもなのである。
それに、どう動くかわからぬ犬の散歩やら小さな子どもだっている。
急ブレーキは常に頭の中にいれておかねばならん。
まあ、同じシマノのCT91よりはマシという程度である。
Vブレーキに帰るのは後ろだけである。前輪はソコソコ効いてくれるので、後輪だけ変えることにした。
最初はミニVブレーキを手に入れた。ブレーキレバーの引きしろの関係で、ミニにしないと「効きすぎてジャックナイフ」を恐れたのである。
取り付けてみたのである。
さて、交換の結果だが。
従来と比べて、効きの良さは劇的で「こりゃええわ」とすっかり喜んでしまった。
懸案のジャックナイフだが、まったくそんなことはない。
これ、最高じゃないか。
もっと早くやればよかった。
そういうわけで、前カンチ+後ろVブレーキで、快適な日々を送っている。
ケーブルがカンチのときと同じく後ろのセンターから出ているのはお愛嬌だが、これも「Vブレーキにしてはマイルドな効き」になる原因かもしれない。
同じ悩みで迷っている方は、ぜひ、トライすべし、と思うのである(そんな人は少ないかな)。