Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

そろそろ老猫

愛猫と出会ってから、もう10年になる。

出会ったと言っても、ほんとに家の前にいたのだ。お腹を空かせて、ニャアニャアと大声で訴えていた。

拙宅の近所には、代々野良猫がいて、その柄がそっくりである。おおかた、あのノラさんの一族であろう、と思った。(なんと、現在も野良さん一族はちゃんと血をつないできているようである。もはやこの町内の守り神クラスであろう)

 

私は、当時の会社が外部資本に買収されて、役員だったので当然居られなくなり、なのに住宅ローンを組んで家を買ったという無謀極まりない生活をスタートしたばかりだった。

おお、こいつも大変なんだろうと、へんな連帯感が芽生えてしまい、そのまま拙宅の猫になった。

 

あれから10年たった。

予想通り、すごく大変なことが数えきれないほど起こり、冗談抜きに辛酸を嘗めた。

それでも、なんとかやっている。

どんなときも、愛猫がそばにいた。

彼女のカリカリも、ちょっと質が落ちたこともあったけど、今は、それよりは少しだけマシな品質になった。彼女は、とくだん気にしないで、毎日文句も言わず食してくれる。

そんな姿をみると、ついつい苦労をさせた時期のことを思い出してしまい、好物の猫缶だの「ちゅーる」だのを開けてしまう。文字通り、猫かわいがりである。

 

昨日は東京は大雨。

で、いつものように、自宅で読書三昧を決め込む。年齢のせいか、本を読むと、ついウトウトしてしまう。

で、気がついたら、愛猫が隣で寝ている次第。

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愛猫10歳

もう10年かあ、としみじみ思う。

猫の年齢から考えると、そろそろ老猫ということになる。

 

ほかに、なにも望まないから、とにかく元気で、一日でも長く一緒に暮らしたい。

猫族と人間族ですから、種族が違うのですが、やっぱり長年一緒に暮らしていると、特別な絆が生まれるように思いますなあ。

向こうが、どう思っているかはわかりませんけれどもね。