秋田県から上京、苦学して夜間部に通って大学を卒業、ダンボール工場勤務から宰相まで叩き上げたというので大人気となった菅首相。
しかし、コロナ禍の中でGOTOにこだわりすぎたツケで、支持率急落、とうとうGOTO撤回に追い込まれました。
となると、当然に観光業界からは「ふざけんな」が飛んできますし、マスコミさんは手のひらを返して「景気が大変だ」と煽る。昨日までは「感染がたいへんだ」と煽っていたのですから良い気なもんですが、それでも混乱の原因は菅さんにあるのは間違いない。
毎日新聞調査では、不支持が支持を上回ったようで、早くも危険信号が灯っております。
さて、来年は秋に自民党の総裁選がありますし、そのあと衆議院の任期もあります。総選挙になりますので、自民党議員は「勝てるかどうか」だけを考えているわけです。不人気な総裁では勝てない、それじゃあ困るわけです。
「猿は木から落ちても猿だが、議員は落ちたらタダの人」いやいや、タダの人どころではない、立派な失業者になるのですよ。当人にとっては、文字通り死活問題。
これは、案外に早く「菅おろし」が始まるのではないか。
菅さんは、無派閥で、派閥のバランスによって成り立っています。どっかの派閥が「もう知らん」と言い出したら、それでグラグラするわけです。
ポスト菅、はどうなるか。
意外にありそうな「安倍さん再登板」あるいは「悲願の石破さん」「親父とはちがう河野太郎」または第三の男が現れるか。
このコロナ禍では、早期の解散総選挙もできそうにない。菅さんがどこまで頑張れるか。
年末年始にかけて注目ですねえ。ううむ。