実は、先週の土曜日に、愛猫を近所のかかりつけの獣医さんに連れて行った。
久しぶりに首輪を外してみたら、なんと!首輪の下の毛がみんな無くなっており、皮膚がちょっと赤くなっていた。
首輪はきつくないものを選んでいたのですが、それが擦れて、そのようなことになったのではないか。
慌てて獣医さんに駆け込んだ。
さっそく先生に見てもらったところ
「これはやっぱり首輪の擦れた痕ですね。擦り傷になっているので、お薬を出しておきましょう。1週間で、この赤い傷は治ってくると思います。けれども、毛はもう生えてこないかもしれないですよ」
聞けば、こんな症状の猫は多く、首の周囲に毛のない猫がたくさんいるという。
しかし、傷が治るなら、毛が無いくらいはなんともない。
ところが、である。
傷の具合を調べていた獣医さんが
「ここ、見てください」
喉の下辺り、何か膨らんでいる。どうも、腫瘍ができているような。。。
「ちょっと気になります。組織をとって、調べてみましょう」
ということで、注射器で組織を吸い上げた。
その間、愛猫は「にゃあ」とも泣かず、じっと黙って我慢していた。
「まあ、偉いねえ」
思わず先生が褒めた。
その処置が終わると、愛猫は自分でキャリーバッグの中に飛び込む。
「早く帰ろう」
なのである。
キャリーバッグは大嫌いだが、ここに入れば連れて帰ってもらえる、と理解しているのだ。年に1回、定期検診を兼ねて予防注射に通っているので、覚えてしまったのである。
お会計を済ませて、愛猫を連れて帰った。
玄関を入った途端、我が家だと気が付き、早く出してくれとせがむ。
こんな小さな拙宅でも、我が愛猫にとっては大切な棲家なのだなあ、としみじみ。
そんなわけで、検査の結果は今週の土曜日。
悪性でなければ良いが、と心配になる。
考えてみれば、すでに12年をいっしょに過ごした。あっという間である。
まだまだ、長く共に暮らしたい。
他人様から見れば、ただの駄猫なのであろうと思うけど、私にとっては大事な猫なのだ。
不安な気持ちで愛猫の寝姿を眺めている。