Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

臨戦態勢へ

野党は内閣不信任案を提出したが、当然与党は否決。で、国会会期延長も否決。

これで国会は閉じてしまうことになる。

政権はこれから五輪をやらなければいけないので、もうお付き合いしてるヒマが有りません、というのが本音である。

 

となると、これから五輪のそっちのけで、臨戦態勢となるのである。

代議士は続々と地元に帰って有力支持者への挨拶回りを開始するはずなのだ。

 

スケジュールを見てみる。

五輪は、オリが7月23日から8月8日。パラが8月24日から9月5日である。

衆議院の任期切れが10月21日。しかし、その前に自民党総裁の任期が9月末日なのである。

菅さんは、まだ続投する気があるだろうから、衆院選に勝つ必要がある。

代議士はサラリーマンではなくて自営業なので、勝たせてくれる総裁でなければ支持する理由がない。何度か指摘しているが、世の中には自民党が「会社」で総裁が「社長」だと勘違いしている人がある。

実際は、代議士はそれぞれ商店であって、組合長が総裁なのだ。商店にとって客を呼べる組合長は大事だが、不人気なら降ろしてしまうことになる。

 

スケジュールをみれば一目瞭然で、9月の任期切れの前に解散して選挙で勝つ、勝てば総裁選は無風で改選である。菅さんは続投となる。

総裁選を先にやって、新総裁で衆議院選挙に臨むことはしない。任期切れを待っての選挙は「追い込まれ」と言って、解散する力がなかったということで、与党の負けというのが定番なのである。

 

解散するとしたら、9月の冒頭に秋の通常国会を招集、そのまま冒頭解散というのが一番ありそうな話である。

あるいは、パラの終わりを待たずに、いっそオリが終わった時点で臨時国会を招集して解散するかもしれない。

とにかく、五輪をやって解散。これしか、もうスケジュールがないのである。

 

菅さんとしては、五輪で日本人選手がメダルをとり、できれば池江璃花子選手がメダルをとって日本国民がみんなで感動して「五輪よくやった。やってよかったじゃないか」とみんなが盛り上がって解散したいのである。

まあ、メダルはこの際、金であれば何でもいいのだが。

幸い、コロナで参加国も減るだろうし、メダルラッシュが期待できる。

日本人は五輪メダルさえあれば、ころりと空気が変わるのである。前の東京五輪で証明済なのだ。

かくして、菅政権は無事に続投である。

 

さて、私のほうも、そういう感じで業務が入ってくるはずである。

準備をしなけりゃならない。

こちらも、いよいよ臨戦態勢である。