Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

スピーカー自作-LS3/5aサイズ

ステイホームで「おこもり生活」をしている中で、家で楽しめることを考えていたところ、突然「スピーカー自作」を思いついた。
で、先週の「秋の黄金週間」の中で、工作に熱中していたのである。

実は、昔はそれなりのオーディオマニアだった。
CD登場後は、熱も冷めてきたものの、サンスイのアンプをはじめとする名機を使っていたのである。
しかし、今から6年前に、CDも含めて、いったん全て売却した。
「これからはスマホ一丁で、簡素に生きていこう」としたのである。どうせ、人間、最初と最後は無一物だと。
で、しばらくは本当にそうして過ごした。
ところが、どうも、違うのである。音楽を楽しむことはイヤフォンでもできるが、やっぱり「スピーカーを鳴らす」という行為は格別だと気がついた。
で、今度はオークションで「最低限度の音が鳴るシステム」を組むことにしたわけである。
安物製品で、しかし、今から考えれば悪くなくて、当時は人気なかったから捨て値同然の代物を集めてセットを組むと、これが楽しい。
「やあやあ、こりゃ充分じゃないか」
しかし、残念ながら、アンプやCDはそうであっても、スピーカーだけはなかなか、良品を手に入れるのが困難なのだ。

売却したスピーカーの中で、今でも惜しかったと思っているのがrogersという英国メーカーのLS3/5aという小型スピーカーだった。
両脇に抱えられる程度の代物だが、まさに箱庭的なオーケストラを聞かせてくれたのである。英国の魔法であろうか。
ただし、ジャズを音量を上げるとだめだった。低音が耐えきれずにバタバタいうのである。小型なので仕方がない。
それでも、夜にひっそりと音楽を聞くのには、実に良かった。
何が良いといって、そのサイズが、6畳間にちょうどぴったりだったのだ。
しかし、その後、人気がうなぎ登り。中古品でも価格が高騰し、ペアで10万円では買えない。四半世紀前の製品が、である。
まったく、狂っているとしか思えない。

で、「そうだ、じゃあ、それっぽいサイズで、でっち上げてしまおう」と考えついたのだ。
オークションで、ユニットはガラクタ同然の(でも、雰囲気が似てもいなくない)製品を落札。
スピーカー端子は、以前から持っていたものがあった。30年前に、自作をしてみたいと思ったことがあったんだ。
しかし、手を付けないまま、今に至る。
じゃあ、やるしかないな。今でしょ!ということになった。

使った板材は、厚さ12mmのコンパネと呼ばれる一番安い合板の定尺半分サイズ。
これを近所のホームセンターで買って(安い、1500円くらい)カットサービスでカットしてもらう。
丸穴は難しいが、一番安い電動ジグソーをアマゾンで買ってきて、おっかなびっくり、なんとか穴を開けた。
まあ、習作レベル以下だなあ。

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スピーカー自作

この日曜日に、どうにか組み立て、あとはボンドが乾くのを待って試聴するつもりだ。
サイズは、予想通りに(当たり前だけど)実に「ちょうど良い」大きさ。
この大きさのスピーカーだというだけで、許せる気がする(笑)

死ぬ前にやっておきたいことが一つできた。
間違いなく、満足の黄金週間だったわけであるが、試聴がどうなるやら(苦笑)
それはそれで、楽しみではあるが、ま、期待しないでおく。
何しろ、値段が値段ですからなあ。。。