ようやく緊急事態宣言も明けたわけだが、この週末も近所に買い物にちょいと出ただけ。
なぜかというに、もともと街中に出るのが好きではないからである。
人がたくさんいるのが嫌なのである。
幼年時代から、人口密度の少ない地域で育ったせいであろうか?
というわけで、この週末は、先週完成した自作SPをいじくった。
ネットワーク変更である。
もとのネットワークはツイータのみ12dbオクターブ型で、直列に6.3Ωのセメント抵抗が噛ませてあった。
どうも、今ひとつツイータの抜けが悪いと感じられたので
・セメント抵抗のジャンプ
・ツィータの電解コンデンサ3.3μFをフィルムコン2.2μFに変更
をした。
抵抗をジャンプすれば高音は増えるだろうが、それだけだと今度は過多になりかねない。
そこで、コンデンサー容量を少し絞ってやろうと思ったのである。
容量はまったくの勘で、たぶん2.2か1.5だと思った。
0.47とか1などは、大昔にフルレンジスピーカーにスーパーツィーターを足してみたことがあって、ほんとに高域端しか出なかったのを経験していたからである。
二電工試験を受けたときの工具や資材があるので、こんな作業はお手の物。
さっさと終わらせて、さて試聴。。。。
おうおう、これは良いじゃないか。
うまいことハマって、聴感ではまったく違和感がない。
控えめだったジャズのシンバルのブラシが、ちゃんと抜けてくる。
ただし、ハイエンドの伸びがいまいちなのは、相変わらず安物ソフトドームツイータの限界であろう。
コンデンサをフィルムにしたのが利いたのか、高音自体がきれいに通るようになった。
一言でいって、激変である。
すっかりご機嫌になり、週末はそのまま自室でいろいろなCDを聞き、あとはFM放送を流して、読書ざんまい。
実に幸福だった。
ちなみに、愛猫も、飼い主がいるし暖かい太陽が差して風も吹くので、ずっとベランダで日向ぼっこしていた。
愛猫の顔が、笑顔なのである。猫もかすかに表情があるのが分かったのだが、ずっとご機嫌であった。
一人と一匹の週末は、緊急事態があろうがなかろうが、だいたい、こんなものなのである。