私の住んでいる区は、東京でも感染率が低いので、ワクチン供給が遅れていた。
ワクチンに限りがあるので、やはり感染率の高いところから重点配分してきたわけである。
ご存知のように、ワクチン接種が進んできたので、ようやくこちらでも予約が取れる状況になってきた。
が、そこで、である。
実は「国産ワクチン」がすでに臨床試験段階に入っているという情報を耳にした。
日本の大手製薬メーカーの開発したものである。
最終試験を終えれば認可ということになるのだが、そこが難しい。
最終試験というのは早い話が「人体実験」なわけだが、その実験台が少ないらしい。
これには理由があって、当然ながら「すでにワクチンを打った人」は、対象者にならないのである。
すでに人口の70%以上が接種済で、そのうち子供を除くと80%を優に超える。
持病があって打てない人などもいるので、ワクチンの治験対象になる人がそもそも少ない。
ならば、と思ったのである。
ここまでワクチン接種ができなくて来たのだけど、これはまさに「天の配剤」ではないかと。
国産ワクチンの開発ができれば、日本国も大いに安心できるというものである。
そうだ、オレが実験台になればいいのだと。
治験を実施する機関はだいたい東京の大病院なので、東京住まいの私は好適だ。
さっそくネットで治験ボランティアを募集しているところを見つけて、希望をだしておいた。
選ばれるかどうかは、もちろん、まだわかりませんが。
(性別や年齢ではじかれる場合もあるとのこと。すでに希望者が充分いるとき)
あとは天にまかせるのみ、なのであります。