昨日、どうしてもラーメンが食いたくなってしまった。
寒くなってくると、ラーメンだ。
夜のラーメン屋で、まず餃子とビールをもらってごくごくと飲み、しかるのちにフーフーいいながらラーメンを食らうのだ。
最近では、やれダブルスープだ魚介系だのと、ラーメン屋が割烹のごとき新機軸を次々と打ち出し、内装も小洒落た雰囲気で、へたをするとBGMがジャズになりそうだ。
てやんでえ。
私の欲するラーメンは、そんなものではない。
もっとむさ苦しく、労務者風のジャンパーのおっさんとタクシーの運ちゃんが屯するなかで、やたら熱くて濃いスープをすすってこそ、ラーメンだ。
もちろん、1時間も行列するような店は論外だ。
ラーメンとは、さような食い物ではない。
もっと男の心に、ダイレクトに訴える食い物なのだ!、、、
と、わけのわからん御託を並べながら、夜道の自転車をコギコギ、お目当てのラーメン屋にたどり着く。
そう、私のもっとも愛する「くるまやラーメン」である。
計画どおり、餃子とビール。コロナも解除で、やっとビールが飲めるのだ。
看板メニューのネギ味噌を食おうと思ったが、久しぶりなので贅沢してねぎ味噌チャーシュー。
サービスライスの代わりに、温玉ライスにする。
なんとも豪勢な。
で、熱いスープを汗だくになってすすった。
帰路の夜風がここちよかった。
野生の本能の赴くままのラーメン(笑)たまには、こんな夜もたのしい。