寒くなってきたので、明け方に愛猫が布団に入ってくる。
基本的に猫は一人で寝ているのだが、一番冷え込む時間はつらいのであろう。
気がつけば、愛猫も12歳になっている。
あの東日本大震災のとき、ソファの下に潜り込んで震えていたのが昨日のようである。
12歳といえば、すでに立派な老猫の域に入っている。
人間だと、そろそろ還暦らしい。。。私とあんまり変わらないな(苦笑)
で、彼女はこれから、私を追い抜いて年老いていく。
猫というのは不思議な生き物で、子猫もかわいいのであるが、年取ってもかわいいのである。だんだんに色々なことを覚えて(人間と同じく、物事を覚えるのには時間がかかる)毎日の習慣もできていく。
飼い主との間にも、そういう年月の積み重ねがあるから、お互いのことが理解できていく。
そうして、ひらたく言えば「賢く」なってきた猫は、やっぱり幼い猫とは違うのだ。
だんだんと、遊びの時間がなくなってきて、昼間はうつらうつらと寝ている時間が多くなった。
まだ暖かい日もあるから、そういう日は、お気に入りのクッションをひだまりにおいてやる。
すると、喜んでそこで寝ている。
これも、長い時間をかけて出来上がった習慣なのだ。
この安らかな時間が、ながく続いてほしいと心から願う。
猫を飼っている飼い主が、みな思うことなんでしょうねえ。