Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

行き着く先は悲劇

すでに開戦から1ヶ月半が経過ですか。

ロシヤは5月9日の戦勝記念日に向けて、遮二無二戦果をあげんと東部に兵力を増強し、激しい戦闘が繰り広げられているようです。

要衝のマリウポリがほぼロシヤの手に落ちたことで、東部のドンバスとルカンスクが連携できるようになりますので、これはウクライナは東部の領土を失陥することになるでしょう。

この東部のドンバスとルカンスクはもともと親ロシヤ派の多い地域で、勝手に独立を宣言して、彼らの救援を大義名分にロシヤは攻め込んだ経緯もありますので、ここを抑えればとりあえずロシヤは勝利宣言を出せると思います。

ま、その親ロシヤ派住民というのはソ連時代に命令で移住させられた連中ですがね。ソ連はもともとウクライナの併呑を狙っていたということですな。

ウクライナにしてみれば、国内で勝手に武装して独立を宣言している奴らなので、日本で言えばオウム真理教みたいなもんですから、これを制圧するのは当然なんですが、それはプーチンに言わせると「ネオナチの虐殺だ」という話になるのです。

理屈と膏薬は何にでもつくのであります。

 

それにしても、そろそろウクライナはまずいのではないかと思います。

もともとロシヤの十分の一の戦力で欧米諸国からの支援と旺盛な戦意で戦ってきたのですが、ロシヤ側も南西部の補給ルートをつぶしてきております。

補給がなくなれば、もう持ちません。

このあたりで、ウクライナはいよいよ苦しくなってきていると思います。

 

日本人的な感性で考えると、ここらで停戦するしかないだろうと思うわけですが、おそらくウクライナは折れないと思います。

領土を失って停戦では、おそらくゼレンスキーは持たないでしょう。

それだけではない。プーチンは、これで満足するわけがありません。

もともと、キーウに攻め込んだのは、全土を掌握したいからです。ロシア派住民の移住(植民というべきですが)もそうですし、今回の人道回廊で脱出した人々をシベリアに送っているのもそうですが、つまりはウクライナ人をばらばらにして、ウクライナという国をロシヤに吸収するのが狙いですからね。

一歩ゆずれば、その一歩を前に出てきます。

ロシヤ人の考えは「一歩を譲歩させたのだから、もう一歩譲歩させることができるはずだ」というものです。そもそも、彼らは嘘をつくことが悪だという考えもないのです。これはロシヤに行った経験者は皆さん言うことですが(苦笑)そのぐらい「常識」が違う。ウクライナはそれがわかっているので、譲歩はしません。

ゆえに、どんなに劣勢でも頑張る以外に道がない。

ほんとに悲劇だと思いますし、プー公は大悪党だと言う他ないですね。

早く○んで欲しいとおもっているんですが、、、ゴルゴ13の漫画にも、電話番号は書いてないんですなあ。