Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

劣化タイヤの交換

週末に自転車のタイヤ交換を行った。

実は、2年ほど前にホイール交換をした。オリジナルのホイールはハブが前輪がシマノのスポーツ用ハブダイナモ、後輪がソラで、リムがアラヤのTM-840だった。

今はMTBも車輪径が大きい方が有利だというので、27.5インチが主流であり、26HEのホイールを探すのに苦労した。アラヤのTM-840は売っているけど、そうなると手組みである。これは面倒なので完組を探した。唯一、通販でYサイクルが販売していたので、これを購入した。アレックスのリムで、ハブはシマノの安物TX2200であるが、シマノのハブは安物でもよく回るし大丈夫だろうと思ったのである。

買ってみたら、なんだか前ハブがゴリゴリする。

おかしいと思って自分でグリスアップしようとしたら、なんと前ハブの鋼球が2つも抜けていた。ひどい話である。当時はコロナ禍が始まって自転車が大ブーム、馬鹿売れとなってホイール組みをアルバイトにやらせたのではないかと思う。Yサイクル、お前だ!

ちなみに、後輪もチェックしたがこっちはちゃんとしていた。ひと目で、前輪とは別人が組んだとわかる状態で、グリスの盛りもきっちり、ベテランの仕事だった。

タイヤは、そのときに「どうせ通勤車だし何でもいいから安いやつ」と思って、1.5の中華製チェンシンにした。一本千円ちょっと、おそるべきコスパである。

このタイヤ、鬼のように固くゴムが厚く、取り付けには苦労するタイヤだった。どうやらコストダウンのために、自動車タイヤのゴムを流用したらしいシロモノで、パンクには強いと思うがとにかく重い。あとで調べたら、国産タイヤの倍の重量だった。

当然走りも重いが、まあ通勤だし安いが一番で使い続けていたのだ。

で、週末にチェックしたら、後輪にあちこちひび割れが生じていた。

ひび割れ発生タイヤ

妙なヒビがあちこちに出来ている。

同じ現象は前輪には出ていなかった。より荷重がかかる後輪だから起きるのか、生産ロットの違いかはわからない。

しかし、2年間使い放しで、走行距離約5000キロはいったろうから、安物タイヤとしてはここらで交換でいいんじゃないかと思った。

で、中華はやめておいて、今度は国産のパナレーサーの安物タイヤで「クルーザー」なるやつにした。ついでに、細めの1.25を選択。中華の細タイヤはほとんどないので、国産に戻すなら細めにしようと思ったのである。

 

交換してみると、太さ1.25だが思ったよりもこのタイヤはさらに細めで、ロード用の28cくらいに見える。1.25を換算すると32cだが、それよりも明らかに細いと思う。

今日、会社までの通勤がてら試乗(すでに本使用というべきだが)してみた感触では、走りもロードのときの感じに近くなる。軽い。とにかく、重量が今までの半分以下なのだ。軽くなって当然である。

おかげで、こちらのエンジンが良くなった錯覚を覚えるほどである。

実際は、すでに半世紀をすぎたオンボロエンジンで走っているのだが(苦笑)

安くても国産はいいなあ、と思った。

 

走りも軽くなったので、また、近郊をあちこち走りに行きたいと思っている。

いつまで乗れるかわからないのだから。