猫と一緒に暮らしておりますが、不思議なことに、年数が経てば経つほど可愛くなってくるものです。付き合いが長いので、もうお互いのことがわかってますからね。
今となっては、子猫の頃が懐かしいです。
すでに12歳の老猫ですが、老いてますます可愛くなるのは不思議なものですな。
そこで、ふと思ったのです。
犬も飼ったことがありますが、あれはたしかに人間の友といえますね。
忠実で賢く、間違いなく家族としての仲間意識があります。
猫にも、そういう意識が明らかにあります。
そうすると、そういう生き物がほかにもいるのではないか。
一番に思いついたのは「猿」です。
なにしろ、霊長ですから、ほかの生き物よりも頭の良いことは確か。
ユーチューブで子猿の動画などを見ていると、そりゃあかわいい。
なんで、猿が一般的にペットにならないんだろうか?と。
で、少し調べると簡単にわかりました。
猿は、トイレの躾ができず「垂れ流し」なのであります。
そういえば、テレビに出てくる猿回しはいつもおしめをしているのですが、つまり、そういう理由なんですね。
もともと樹上生活をする生き物は、排泄物は樹下に落ちるわけで、そもそも我慢をする必要もないわけです。
で、猿は雑食性で、当然に人間とそっくりのニオイと見た目のアレをするわけです。
それをアチコチに垂れ流されたんじゃ、そりゃペットになりませんわねえ。
おしめをしている猿ですが、あれも相当小さい頃からしつけをしてさせるそうで、とても素人ができる話じゃないそうです。
そう考えると、猫はトイレを使ってくれますからね。ありがたいことです。
砂を掃除すればいいだけなので、実にラクです。
犬を飼っていた頃は、毎日の散歩が日課で、雨の日も大雪の日もでした。
高校から帰ってくると、がっちり散歩しなくてはいけないので(自分の役目だった)おかげで勉強がはかどらないと犬のせいにした最低男でした。すまん、愛犬よ。
ところが、その散歩中に、毎日英単語を5つ覚えることにして、それを1年やったら見る見る英語の得点があがった。おかげで、なんとか人並みの成績をとることができたわけです。つまり、愛犬の助けで大学に行けたようなものですね。
愛犬も亡くなってずいぶん長く経ちますが、実は父が亡くなったあと、一度だけ夢を見ました。父と愛犬が、実家の居間でくつろいでいる夢でした。
父と愛犬が仲良くあの世で暮らしていると、そう信じています。