昨年末、手賀沼の外れまで養鶏している農家のたまごを買いにいき、道に迷って、結局往復100KMも走った挙げ句に、せっかくのたまご8個のうち3個が破損という、何をしたのかよくわからない顛末になった件があった。しかしながら、そのたまごは濃厚で実に美味かったのだ。
で、昨日は、前回の反省を生かして、もう少し行程を改良して再アタックしようと考えた。
まずはルートであるが、実は前回迷い込んだあたりのエリアが実はかなり谷津の雰囲気があって、もう一度走りたいと考えた。あとで調べると、どうも染井といわれる地帯であるらしい。そこで、あらかじめ地図上で染井を抜けるように、手賀沼の道の駅しょうなんから卵を売っている今井という村までのルートを作成して、ナビに落とし込んだ。
次に卵の保護手段である。いろいろ考えたが、まずたまごをスーパーで売ってる卵パックの空き容器に収容する。その上で、サイクルバッグ内にデカぷちを敷いた。前回はプチプチで包んだが、これでは衝撃吸収が不足であった。デカぷちとは、プチプチの空気玉の大きなやつで、直径が1センチくらいある。これをバッグ内に敷けば、相当の衝撃を緩和するという作戦である。
まずは、片道45kmくらいを走って、染井の雰囲気を楽しみつつ、今井でたまごを買う。
ごらんのように、網で包んである。これを用意の卵パックに移し、さらに網をかぶせて蓋が開かないようにして、サイクルバッグの中におさめた。
帰りは手賀の丘を抜けて(坂道がかなりきつい)最短距離で手賀沼に戻り、逆風のなかを修行僧のごとき苦悶をしつつ、家まで走る。
往復の距離は87kmだった。つまり、前回はなんと13kmも迷っていた計算になる。今回は染井地区を走って、かなり寄り道しているのに、それよりも遥かに長く走っていたとは、ほとんど「迷った」というより遭難したのに近かったのだなあと思う。
大人になって迷子になると距離が伸びるなあ。
さて、期待のたまごの結果は。。。
残念!1個が割れていた。しかし、前回のように全壊状態ではなく(苦笑)ヒビが入ってちょいと白身がもれたくらい。問題なく、目玉焼きでいただいた。
たまご買い出し作戦は、今回はかなりの進歩を見せて、まあ合格ということにする。
これで自信がついた。
次回は、全部を持ち帰るように、もうひと工夫しよう。
傍からみれば「何をやってるんだ?!」みたいな話ですが、こういうカイゼン活動に妙に情熱を燃やしてしまう性質なのである。若い頃にTQCなどやったためであろうか(笑)
創意工夫というのは、この人生を飽きずに過ごす、大きなポイントではないかと思うのですなあ。