Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

蜜月にもヒビ

東京の衆院選挙区において、どうやら自公の協力が解消するらしい。

長年の盟友関係だったが、ついにヒビが入ったということである。

これは大きい。下手をすると、連立そのものへの影響もある話である。

 

定数是正の影響で、小選挙区が10増10減になることで、東京28区(練馬区)での公明の独自候補擁立を、自民が拒否したのが原因であるという。

自民都連は、別の選挙区を提案したらしいが、いずれも現職がいる選挙区で、そんなところをもらっても公明は議席確保が難しい可能性が高い。

 

東京28区は旧東京9区を分割したのだが、ここでは前回、自民が敗北している。

有力な議員だった菅原一秀が、公民権停止で出馬できず、立憲に破れた。

その菅原一秀が28区に出るのか、9区に出るのかということだが、おそらく28区に出るのではないかと思う。復活当選すれば「みそぎ」として復党させようという思惑もあるかもしれない。菅原陣営はすでに動いているのを私は知っている。

 

しかし、この影響は大きい。

公明はたしかに長期低落傾向にあるが、それでも地方で2ポイント、東京に限れば倍の4ポイント程度の支持を持っている。実は、創価学会の信者の分布のとおりで、公明党は都市型政党なのである。

当落線上の自民議員にしてみれば「4ポイントマイナス」で、その4ポイントの行き先次第によっては、逆転負けが発生する。「冗談じゃない」ということであろう。そのあたりの議員の突き上げがどのようになるだろうか。

 

自民党中央がそこまで強気なのは、野党が共闘はできないだろうと見ているからである。今の野党は昔の「社会、共産」のような「外から見れば似たりよったりの親戚」でなくて「立憲、維新、国民、れいわ」とまったく主張が違う。へたに選挙協力をすれば野合の批判を受けて、支持率そのものが下がる。ゆえに、大きな選挙協力はできないだろう。「各個撃破」ならば、自民が負けることはない。そういう読みであろうと思う。

しかし、さて、現場はそう思うだろうか。

 

いずれにしても、大きな転換点になるかもしれない。

蜜月の終わりということになることだってありえる。

いずれの世界でもそうですが、どんなに仲が良くても、別れるとなれば修羅場でしょうねえ(苦笑)