一政党一仕事のN国

先の参院選で見事、一議席を獲得したN国（NHKから国民を守る党）の立花代表が動き回っている。

本日は、あの戦争発言の丸山穂高議員と、さらに元みんなの党代表の渡辺喜美議員と面会。

丸山議員は入党、渡辺議員も統一会派を組むらしい。

なにしろ、立花代表の目的は「NHKをぶっ壊す」だけなので、そのほかは自由なんである。

丸山議員の飲酒も自由らしい（笑）。

これがワン・イシュー政党の強いところで、色々な策がとれるのだ。

「もしもNHKのスクランブル化に賛成するのであれば、憲法改正に賛成する」

と言い切るあたり、只者ではないなあ。

ちなみに、テレビ局に

「その他の政策はゼロですか？それでいいんですか？」

と突っ込まれたが、

「はい、そう言って当選しました」

と返した。これにはTV局も絶句した。だって、本当なんだもん（爆）。

そこでちょっと思い出した。

かつて、小泉内閣のときに、小泉総理が退任するときに

「まだまだ課題があるじゃないですか」

とマスコミに水を向けられたが

「いや。一内閣一仕事だ」

と答えたことがあった。

立花代表も、NHKスクランブル化を達成したら政治家はやめる、政党は解党すると述べている。

ついに、一内閣一仕事を超えて、一政党一仕事の時代が来たのかもしれませんなあ。

それでもね。

「あれもやります、これもやります」といってなあんにもやらない、詐欺みたいな政党のなんと多いことか。

そこの議員、ぼーっと生きてんじゃねえよ！

というわけで、そういう政党もアリではないか、と思う次第。

まあ、傷物議員（笑）ばかりを集めてどうするんだ？！という批判はありでしょうが、ハナから長く活動をする党ではないのである。政治は数だ！というわけで、それもアリなんじゃないですかね。

５人集めて、NHKの日曜討論に立花代表が出演する日を楽しみにしている。

もし断られたら、そのときこそ「NHKの中立性なんて、こんなもん」という良い見本になるでしょう。