今週に入ってから、ちょくちょくと「お誘い」が来る。忘年会である。
私の場合、すでに上場時代の会社の仲間とも離れて久しいが、その後、独立した連中とは交流がある。みんな、ナントカしたたかに生き抜いているのだ。そんな連中からのお誘いである。
不思議なもので、上場時代の連中とはいいながら、その後の進路によって色分けが自然に発生してしまい、大きくわけて
1)元社員仲間で集まって会社をやっている者
2)独立して、自営業でやっている者
3)他社に就職した者
となる。
1)の元社員が新会社でやっている連中は、その他の連中とは基本的に絡まない。
2)の独立フリーランス組は(私もそうだけど)やっぱり同様の連中で集まる。
3)の就職組は、一部のごく例外を除いて、まったく没交渉になる。
まあ、当たり前の話だけど、みんなそれぞれの「現在の組織」で集まるわけだ。そういう意味では1)新会社と3)就職組は、同じようなものである。他の組織との絡みはほぼなし。
で、2)の独立組としては、その他の連中が相手してくれないので、だいたい自分たちで集まる、というわけだ。時間的には2)の独立組が一番自由になるので、別に週末の金曜日に限るわけもなく、平日の早い時間から飲みだすことになる。
集まって、だいたい話題といえば、それぞれがどんな仕事をしているか?が主である。次に、その他の連中の消息、となる。
やっぱり個人事業主は一寸先が闇だ。みんな、それをわかっている。情報交換は貴重なのである。
今まで、それで危ういところを、救われたこともある。一見、簡単そうな仕事が実はとんでもない地雷であるとわかって、手を出さないで済んだ。ほかの連中は、みんな討ち死にしてしまい、今や消息不明だ。そんな話は、いくらでもある。
今年も、また忘年会の季節になった。今年は、ちゃんと昨年のメンバーが揃うだろうか?実は、私が一番気がかりなのは、そのことなのである。