Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

なにをやっとるんだ

東京新聞の記事を転載しますね。-------------------------------------------中国人ら大量転記ミス 年金記録 派遣会社に社保庁委託25万件やり直し2008年1月31日 朝刊 年金記録不備問題で、マイクロフィルムの…

国家はいらない

「国家はいらない」蔵研也。前に読んだ「リバタリアン宣言」の著者によるリバタリアニズム入門の本。しかし、このタイトルは編集者がつけたものでしょう。リバタリアニズムは、当然にアナルコ・キャピタリズム(無政府資本主義)を主張すると思われています…

北朝鮮VSアメリカ

「北朝鮮VSアメリカ」原田武夫。著者は、元外務官僚です。米朝対話から6カ国協議、そして現在の米朝再接近までをドル防衛の視点から分析(のように見えること)をした本です。本書の主張は1.高精度の偽ドル札「スーパーノート」を偽造したのは、北朝鮮では…

それでも自転車に乗り続ける7つの理由

「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」疋田智。自転車本の中では、たいへん異色な本である。ある自転車雑誌に連載されていた記事と、メルマガ記事の採録が主なので、私はだいたいリアルタイムで読んでいた。昨年であったが、実は警察庁から「提言」の形…

戦国繚乱

「戦国繚乱」高橋直樹。戦国時代に題材をとった短編集で、この本には、城井一族、大友二階崩れ、上杉家の御館の乱を描いた作品が収められている。「尼子秘話」でオール読み物新人賞でデビュー以来、周囲の状況に翻弄される人間の哀感を描く著者の短編集であ…

受益者負担の原則

道路特定財源について、大もめにもめていますねえ。ご存じのガソリン税問題であります。双方に言い分のあることで、まあ、それぞれの立場で考えれば「むべなるかな」ではあります。そこで、私としては、恒例の通り、まったく話を根底からひっくり返す屁理屈…

悪魔はすぐそこに

「悪魔はすごそこに」D・M・ディヴァイン。ことの発端は、ある大学の教授に、金銭の疑惑が出たことである。彼は、古くから大学におり、新学長をはじめとした一派からは快く思われていない。会議が開かれ、この教授の免職が議論される。法学部の学部長は「…

冷たい方程式

「冷たい方程式」トム・ゴドウィン。SFの短編名作。部屋を掃除して、古い本を引っ張り出して読んだもの。あまりに有名なシチュエーションで。大型宇宙船(母船)から小さなボートのような宇宙船が出る。船の目的は、わずかな人数で苦闘している植民惑星に…

なんでもかんでも地方再生

ガソリン税の問題を見ていると、なにがなんやら、正直わからない。「地方再生」早い話が公共事業復活ばらまき政策で参院選を勝った民主党が「ガソリン税を廃止」で、自民党から「じゃあ、道路財源はどうするんですか?」とやられている。民主党は「地方切り…

余はいかにして腰抜けとなりしか

小学校4年生の夏休みが終わった日のことだった。クラスには、委員長をしているM君という子がおり、彼の家庭は教育熱心で、彼自身もクラスで1番の秀才であった。そんな彼を、もちろん私は尊敬していたものである。その彼が「僕、ヒロシマの原爆記念館に行っ…

セックスボランティア

「セックスボランティア」河合香織。3年ほど前に話題になっていた本で、最近文庫化されたようだ。私が読んだのは「積ん読」していた単行本である。(そういう境遇に甘んじている私の本よ、すまん)内容は、一口で言えば「障害者の性」に関するレポート、とい…

機会ロス

昨年の大晦日は、多くの日本海側で大雪になりました。実は、これで痛い目にあってしまったのがスーパーマーケットです。なんしろ、1年で一番売れる日なのにお客さんはガラガラ。しかも、末日なのに。つまり、現金で商売しているスーパーにとって、月末の最…

自転車入門-晴れた日はスポーツバイクに乗って

「自転車入門-晴れた日はスポーツバイクに乗って」河村健吉。著者は、生粋の自転車乗りでなく、なんと還暦をすぎてから自転車を始めた。我々が、自転車趣味を始めようと思った時に直面する課題を、丹念に順番に書いている。ホームセンターで安い折りたたみ…

大凶

初詣に出かけると、つい、おみくじを引いてしまう。今年は、元旦に大雪が降り、帰省先の地元の神様に雪の中を家族で歩いて参拝。小さいが、市内の年寄りには「霊験あらたか」と夙に有名な神社である。私自身も覚えがある、すごい神様である。で、おみくじを…

いちばん簡単な方法

まずは、この件に「おかしいじゃないか」と抗議をされたたくさんの日本の消費者に敬意を表したいですね。それと、台湾の方々に、たいへん申し訳のない話である、これが本筋でしょう。で、ちと調べたところでは。中国の国内法では、そもそも台湾を独立国とし…

フリーランスのジタバタな舞台裏

「フリーランスのジタバタな舞台裏」きたみりゅうじ。正月休み読書の1冊。こうしてみると、本ばかり読んでいましたが、なにしろ大雪だったもので、どこにも出られなかったのですな。おまけに、暖房の部屋で寝っ転がって本を読んでいると、母親が「ご飯が出来…

日本の行く道

「日本の行く道」橋本治。著者の「乱世を生きる市場原理は嘘かもしれない」の続編である。やはり年末リフレッシュの一環で読んだ。出足は快調。「子供のいじめ」問題から入る。昔から「いじめっ子」という存在はいたわけで、「いじめ」が新しいわけではない…

クライマーズ・ハイ

「クライマーズ・ハイ」横山秀夫。直木賞拒否宣言で有名な横山秀夫の自伝的小説。著者の地方新聞記者時代の大事件「日航ジャンボ機墜落」が背景となっている。主人公は、北関東の群馬県を本拠とする地方新聞の中年記者である。社内の友人と登山に行こうと誘…

ワイルド・ソウル

「ワイルド・ソウル」垣根涼介。正月休みに、なんぞ気楽で面白そうな本を、と考えて入手。こりゃ面白い。「大藪晴彦賞」「吉川英治文学賞」「日本推理作家協会賞」トリプル受賞というのはダテじゃないねえ。物語のバックボーンは、戦後の日本政府によって行…

おめでとうございます

皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。さてさて、昨年は念頭に「今年は皆さんに笑っていただく」を目標に掲げました。結果は、、、う~ん。かなり心がけた記事も書いたのですが、あまりに暗い話題も多くなってしまいました。…