Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2013-01-01から1年間の記事一覧

悪い子の効用

今回の参拝ですが、アメリカの不興をかったのは間違いありません。「言うことをきかない悪い子」になったわけです(苦笑)。しかし、だからダメとはなりません。ウルトラ右翼は「独自外交」「独自防衛=核装備」「米国からの独立」という話で喜びますが(笑…

絶妙のタイミング

やりましたねえ、安倍さん。まさか、まさかの靖国参拝でした。しかし、よく考えてみると、このタイミングは絶妙。韓国は、例の弾丸提供問題で、自分で「貸して」といったくせに「貸したのを政治利用したお前が悪い」の絶賛反日中。だが、もしも「貸さなかっ…

リバイバルはいいけれど

インストールするだけで、通話料が半額。しかも、基本料金なし。これはスゴイや、とさっそく使ってみたのである。「楽天でんわ」。アプリの仕組みは単純で、電話番号の先頭にプリフィクスをつけるだけ。これは、むかし流行ったマイラインである。なるほど、I…

捕虜収容所の死

「捕虜収容所の死」マイケル・ギルバート。 ミステリ好きの「トップ・テン」くらいには、必ず入ると言われる名作。まだ未読だったので、思い立って読む。 第二次大戦中のイタリアで、英国軍の士官たちが収容されている収容所である。欧州は階級社会なので、…

ちゃんちゃん(幕引き)

猪瀬直樹東京都知事が、ついに辞任を発表。本日である。徳洲会の5000万円授受についての説明が二転三転、もう逃げ切れないと思ったか。しかし、なんだろうねえ。本人の説明通りに、5000万円が「個人的な借用金」であれば、辞任する理由がない。この5000万円…

ハイ・フィデリティ

「ハイ・フィデリティ」ニック・ホーンビィ。巷では映画化されて名作と言われている小説だが、昔読んだときはまったく面白くなかった。で、思うところがあって、再読してみた。結論から言うと、実に面白かった!主人公のロブは、売れないレコード店を経営し…

カルトか宗教か

「カルトか宗教か」竹下節子。フランス在住の著者による。かの国でも、カルトはたいへん活発なのだそうだが、私が本書を手に取ったのは「カルトと宗教の線引き」をどのようにするのか?ということだった。結果、重要な示唆を得ることができた。著者はフラン…

世界経済はこう変わる

「世界経済はこう変わる」小幡績、神谷秀樹。対談本で新書である。まあ、安直な企画である(苦笑)。「すべての経済はバブルに通じる」と喝破した気鋭の経済学者、小幡氏と、現役金融マンの神谷氏の対談。リーマンショックの結論として、早い話が「アメリカ…

相応の値段

猪瀬直樹氏が徳洲会の徳田会長から5000万円借り入れていたと思ったら、今度は阿部知子参議院議員が300万円借りていた発表。こりゃ、まだまだ出るかもしれませんなあ。しかし、この金額については、私は妙なところで納得してしまった。まず、阿部知子…

バブル再来?

大手企業の冬のボーナスは、バブル以来の激増ぶりなのだという。さすがアベノミクス。「この10年を一年で取り返した」と豪語したトヨタはじめ、自動車産業は威勢がいい。もっとも、中小企業は逆に減らしい。大手のボーナスはもともと額が多いのだから、ま…

器が小さい

菅官房長官は、韓国が支那で「安重根の石碑」を建立しようとしていることについて「安重根は犯罪者であり、日韓関係に悪影響を及ぼす」と言明したそうである。まことに、もっともである。安重根はテロリストであり、法に背くテロルを肯定することはできない…

カリフォルニアガール

「カリフォルニア・ガール」T・ジェファーソン・パーカー。この著者の本は、以前に「サイレント・ジョー」を読んだ。顔に硫酸をかけられ、無口な性格となった主人公が、自らの過去と向き合う。余韻の深いハードボイルドであった。本書は、またもや衝撃的な場…

環境ビジネス 5つの誤解

「環境ビジネス 5つの誤解」尾崎弘之。本書のタイトルにあるとおり、今や「環境」は市場になっている。FITの導入をはじめとして、儲かる仕組みができてきたからである。原発については、いまだ国論を二分しているが、現実に「環境」が儲かり始めた以上、宗…

日本を追い込む5つの罠

「日本を追い込む5つの罠」カレル・ヴァン・ウォルフレン。著者はオランダ人ジャーナリストであるが、日米関係を30年もウォッチングし続けているそうだ。そして自称「反米主義者」である。その著者が、今、日本には5つの罠が仕掛けられているという。1.…

投資ファンドとか何か

「投資ファンドとは何か」北村慶。最近、投資ファンドについてよく耳にするようになった。きっかけはFITである。太陽光発電であれば42円という馬鹿げた高単価(だと思う)を20年にもわたって保障する精度が出きて、一気に投資ファンドが出てきているので…

スケアクロウ

「スケアクロウ」マイケル・コナリー。秋の連休は、すっかり休ませてもらった。(もちろん雑用はあったけど)で、ごろごろしながら小説三昧ということにして、本書を上下巻で買ってきて一気読み。ところが、ほんとに止まらなくなってしまい、おかげで連休を…

たぶん同じ境遇

私は、かつてはバリバリの「犬派」でありました。子どものじぶん、雑種を飼っておりましたが、こいつが実に賢い犬で。東京の大学に受かったのですが、犬を置いていくのだけが心残りでした。ところが。ひょんなことから、猫を飼うことになり。まあ、とにかく…

総力戦

「総力戦」サイモン・ピアソン。本書は、前編と後篇に分かれている。全編は、あくまで局地戦にすぎない武力衝突が、積み重なり、各国の思枠が交錯する中で、ついには中東における大戦が惹起するまでを俯瞰的に描く。後篇は、2006年に起きたことになっている…

密漁者は射殺

象の密漁に悩むタンザニアで、法律を改正し、密猟者を発見したらただちに射殺できるようにするらしい。今までの法律はゆるすぎたのだという。密猟者は、たいがい貧困からこのビジネスに手を染めて、バックには金持ちがついている。彼らは、たいがい、最新鋭…

草食系から絶食系へ

草食系男子という話が少し前に話題になった。ここのところ、さらに事態は進行して、「絶食系男子」も増えているらしい。毎日新聞に先ごろ掲載された記事である。「大学男子のセックスの経験率は,2005年の61パーセントから54パーセントへ,5人のうち3…

スマートグリッド

「スマートグリッド」横山明彦。電気新聞社刊。原発事故以来、再生可能エネルギーが取りざたされているが、どうも国内状況をみていると、いまだ原発の是非で国論が割れているような状況のようである。私としては、そのまま、あと10年論争をやっていればいい…

天守信長<表>

「天守信長<表>」上田秀人。上田秀人は「奥祐筆秘帳」シリーズを読んでいるが、とても面白いのである。速い話がチャンバラ小説なのであるが、なかなかきちんとチャンバラしている。山田風太郎ばりの忍者と五味康佑ばりの剣士がでてきて火花を散らし、そこ…

雷神の筒

「雷神の筒」山本兼一。本書の主人公は橋本一巴である。尾張の地侍であったが、当時伝来したばかりの新兵器「鉄砲」に魅せられ、砲術を研究する。「てつはう 天下一」の大幟を立て、織田鉄砲隊を率いて大活躍した人物である。ところが、この人だが「鉄砲馬鹿…

見送り

靖国神社の秋の例大祭ですが、予想通り、安倍総理は真榊の奉納だけで、参拝は見送りとなりました。マスコミでは、あの中共、韓国あたりに配慮したとの観測が流れてますが、私はそうは思いません。安倍さんは、その程度は気にしないと思います(笑)で、間違…

史上最強の内閣

「史上最強の内閣」室積光。政治を題材にしたドタバタ・コメディである。断じて「政治小説」ではありませんぞ、念のため。(笑)浅尾内閣は、北朝鮮が核ミサイル発射準備をしていることを受けてテレビで演説。「2世、3世そろいの我々が、こんな事態に対処…

アメリカン・タブロイド

「アメリカン・タブロイド」ジェイムズ・エルロイ。エルロイのLA4部作は、私ははまりまくった。まさにノワール、暗黒小説だが、もう真っ黒にぶっとんでおり、全編が人間に対する呪詛と哀惜にみちあふれていた。そのLA4部作の次にエルロイが書いた3部作の冒…

驚異

無傷の24連勝って、とてつもない話ですなあ。まさに鬼神。もう神降臨(笑)だいたい、今シーズン「24勝0敗」って、そんな話、漫画でも恥ずかしくて描けないでしょう。どえらいものを見せてもらいましたねえ。文字通り、球史に残る投手になりました。

確定か

ヒッグス粒子、いよいよ発見間違いないらしい。これで、ヒッグス教授のノーベル賞も間違いないでしょう。というか、御年84歳なのだそうで、これであげないと、ノーベル賞そのものの意義が危うい。なにしろ、標準理論が正しいことが裏付けられたわけで、こ…

もう、だめかもわからんね

ハンカチ王子こと、斉藤祐樹投手。肩を痛めて、昨日、久しぶりの一軍登板でしたが、結果は5回ももたず。5安打、6失点。6四死球はひどかった。なによりも、全盛時代とは程遠い投球フォーム。これは、故障がなおっていないのかなあ、と思った。高校野球で…

焼け太り

福島第一の汚染水漏えいは、まだまだ続いている。実は、私の知人が、このタンクを製造した某会社にアプローチするところから「原子力村」の実態に触れることになってしまった。タンクの継ぎ目が緩んだ原因はいまだに分からないのであるが、とりあえず、溶接…