Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

帯状疱疹

2日前から、なにやら寝返りをするとピリピリと痛むようになり、鏡を見たら赤く腫れている。「虫にでも刺されたか」と思っていたが、どうにも痛いし気持ち悪い。仕方ないので、病院にいったら、医者があっさり「ああ、帯状疱疹ですね」発疹の様子をみて、言…

パイド・パイパー

「パイド・パイパー」ネビル・シュート。主人公のハワードは、70歳の退任した元弁護士だ。物語は1939年。ハワードは、空軍の息子を失い、傷心を癒すために、フランスのジュラに釣りに出かける。そこで、第二次大戦の勃発を知る。「こういうときは、老兵は自…

チェイシング・リリー

「チェイシング・リリー」マイクル・コナリー。主人公のピアスは、大学でハッカー事件を起こして中退。そのまま分子生物学の道に入り、いまやバイオ・ベンチャー(分子コンピュータ)の代表である。彼は、同社で長く一緒に働いていた恋人と別れたのをきっか…

大仏破壊

「大仏破壊」高木徹。副題が「ビンラディン911へのプレリュード」となっている。本書はNHKドキュメンタリーの取材をもとに書き下ろされたものであるが、大変な労作であるとともに、いったい「911」とは何であったのか?ということについて改めて考え直…

反日の構造

「反日の構造」西村幸佑。従軍慰安婦問題と教科書問題、さらに化学兵器遺棄問題(?)に共通するのは、実はこれらの「発信源」がほかならぬ「日本のマスコミ」だという点である。だいたいNHKと朝日新聞、と相場が決まっているわけだけどさ(笑)これらの奇妙…

内閣法制局さまに土下座してお願い

安陪総理の憲法9条に対する「解釈改憲」の余地を考慮する発言に対して、内閣法制局は「国民の財産・生命に対して急迫不正の侵害がない現在」不適当であるといっております。さすが、役人というものは、人事権が「長」にないので、本来は行政の長である総理…

大西洋漂流76日間

「大西洋漂流76日間」スティーブン・キャラハン。まぎれもなく真実、著者の航海日記(非常用ゴムボートの上で書いたメモ帳を航海日記と呼べるとするなら)をもとに書かれた書である。著者は、大西洋横断ヨットレースにエントリー。ヨットは一人乗り、単独…

6ステイン

「6ステイン」福井晴敏。題名通り、6つの連作短編集である。舞台は、現代の日本。「市ケ谷」という通名で呼ばれるのは、いうまでもなく自衛隊である。登場人物たちは、その「市ケ谷」の特殊工作隊員たちであって、公式には存在しなことになっている。彼ら…

元役人に上場企業役員と同等の規制をせよ

与野党案とも「天下り禁止」にはほど遠い内容だと思うのである。与党案は、退職官僚のために「再就職斡旋センター」をつくるというもので、こんなものは「公認天下り生産センター」と名前を変えればよろしい。ばかばかしい。野党案は、早期退職勧奨を禁止す…

長い腕

「長い腕」川崎草志。第21回横溝正史大賞受賞作。ヒロインの島汐路は二十台後半の独身女性で、2年おきに「リセット」するため転職を繰り返している。彼女は、さいたま新都心のゲームソフト会社で、美術出身の才能を生かしてコンピュータグラフィックスを描…

鬼・雷神・陰陽師

「鬼・雷神・陰陽師」福井栄一。本書は、安陪晴明、菅原道真、渡辺綱の3人について、特に歌舞伎や狂言、小唄などの古典芸能に現れた伝説を紹介した書である。実は、本書を手に取ったのは、左右問題を考えたのがきっかけである。といっても、イデオロギーの…