Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

名利を求めず

さて「上杉シリーズ」3回目である。我ながら調子に乗る性格であるよなあ(笑)「上杉」といえば、何をおいても「上杉鷹山」を挙げねばなるまい。困窮きわまる上杉家を、秋月家からの養子でありながら再建した名君である。「なせばなる、なさねばならぬ、な…

恬淡とする

さて、「上杉」シリーズである。この手の与太話は適当に思いだして書いているので(笑)関ヶ原の戦いで、上杉家は米沢に転封になってしまった。会津時代は、およそ百万石あったはずである。徳川時代に「加賀百万石」と称した前田家が有名だが、上杉はその前…

無口な男

中川発言で思い出したのだが、私は「無口」と言えば上杉景勝を思い出す。この人、滅多に口を利かなかったそうで、たまにしゃべると家臣が畏まってきいた。生涯、笑ったのが数回とかいう逸話も残っている。その景勝が、珍しくしゃべったのが、徳川家康が小山…

雑感をつらつら

中川発言に思うところをつらつらと。確かに、総理大臣にぜ~んぜん敬意を持たない閣僚なんて、そりゃいかんとは思う。思うけれど「私語はしないようにしましょう。ちゃんと起立して迎えましょう」なんて、小学生でもあるまいに、と思う気持ちもあるのであり…

サウスポー・キラー

「サウスポー・キラー」水原秀策。おそらく、巨人をモデルにしたと思われる在京の人気球団で、主人公は左腕投手である。どちらかといえばスマートな頭脳的投球をするタイプだ。その彼が、ある日、まったく身に覚えのないスキャンダルに巻き込まれる。彼には…

グルメ探偵と幻のスパイス

「グルメ探偵と幻のスパイス」ピーター・キング。前作の「グルメ探偵 特別を盗む」が面白かったので、楽しみにまっていたシリーズである。期待に違わぬ、美味しい作品であったよ。グルメ探偵は、長らく歴史から消えていた幻の香辛料「コ=フォン」の鑑定を依…

金門島流離譚

「金門島流離譚」船戸与一。主人公は、元貿易商社マンで、退社後は金門島で非合法の偽物の輸出入ビジネスを行っている。ある日、彼の旧友が尋ねてくる。その男は、そのまま金門島で殺されてしまう。その遺体を引き取りにきた人物は、主人公と別居状態で、送…

素晴らしき愚民社会

「素晴らしき愚民社会」小谷野敦。相変わらずルサンチマン全開で滅多斬り。いや、やっぱりすごいなぁ。小谷野敦のおそるべきところは、自分が傷付くことを恐れていないことだろうなぁ。ホンモノの知者が覚悟を決めたときは、もう手がつけられないのだ。ネッ…

投げる哲学者

私は、たまに野球中継を見るけど、それほど野球ファンというわけではない。だけど、今年は楽しみな選手がいる。それは、広島カープの新外国人フェルナンデス投手である。体重100キロを超す巨漢「スモウ・ピッチャー」であることは愉快だが、それ以上に面白い…

病気にならない人は知っている

「病気にならない人は知っている」ケヴィン・トルドー。全米で200万部のベストセラーとなった健康本。冒頭で著者が指摘することは、世界には大手製薬会社がたくさんあり、それぞれの製薬会社が次々と画期的な特許を取得して新薬を発売し、その新薬が売れて売…