Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

私的たばこ増税案

消費税のアップを意識しての話ともれきくが、今やたばこ増税議論が花盛りである。欧米に比較して日本のたばこは安い、ということも背景にあるだろう。さて、先日、昼食を買い求めにコンビニに行った。そうしたら、おじいさんが、たばこを買い求めている。自…

転機

どこの国だって、自国の国益を考えて動くものでして。そういう意味では、国際関係ほど、わかりやすいものもありません。思えば、日米関係は、ソ連崩壊の時点で既に、先行きが危ぶまれても可笑しくないものでした。対ソ連の太平洋正面、それ以上の価値でもそ…

秋葉原事件によせて 「格差社会というのなら」再掲

秋葉原事件の犯人の書き込みをみると、すべては明白ではないか。彼は、なんども「彼女がいない」「もてないから負け」「不細工だから」だと、ちゃんと書いている。しかし、マスコミは、彼が「派遣会社の社員だったから」人殺しに及んだ、というのである。彼…

シブミ

「シブミ」トレヴェニアン。この作家は、いわゆる覆面作家である。トレヴェニアンはペンネームで、本人の正体は既に分かっているのだ。(既に物故)その作家の、いわゆるスパイ小説であるが、ハードボイルド的な香りもある。この作家の最高傑作として、本書…

散歩のとき何か食べたくなって

「散歩のとき何か食べたくなって」池波正太郎。池波正太郎は捕物帖で有名だが、基本的には失われた日本を描く人であろうと思う。真田太平記をたいへん面白く読んだが、真田氏の活躍よりも、ちょっとした村の風景や山林の有様を描く文章がたくみで、目の前に…

日本経済は大転換できる

「日本経済は大転換できる」佐藤ゆかり。先日のパーティーのときの進呈本で、タダのものは読まねばもったいないので(笑)「上げ潮派」の経済論客、佐藤ゆかり議員の政策を興味深く拝見しました。ううーむ、、、、という感じ、です。正直にいえば、すべて賛…

放っておけばバブルはつぶれる

ここのところ、穀物相場や原油価格が上昇しています。それで、その原因として「金融資本による投機資金の流入」が挙げられています。理論価格から考えると、今の価格はかなり高めであって、たしかにマネーゲームの結果、価格が高騰しているのは否定できない…

思考実験

物理学の分野では、よく「思考実験」が使われる。アインシュタインのEPR実験などが有名だ。アインシュタインは、この思考実験の名手で、かの相対性理論を「光速で落下するエレベーターの一方の壁に取り付けられたランプの光は、もう一方の壁に当たるか?」を…

砂場

リバタリアニズムの論者がよく取り上げる話に、砂場の喩えがあります。それを、ちょいと私なりにアレンジして、暇な茶飲み話をしてみましょう。子供二人が遊んでおりました。一人の子供は、たくさんのおもちゃをもって、楽しく遊んでいます。もう一人の子供…

地震でエネルギー政策を考え直す

岩手・宮城内陸地震の威力のすさまじさに、たいへん驚いた。しかも、この地震は、いわゆる「活断層」で起きたものではなくて、まったくノーマークの場所だった。地震学者は、このような事態を「自然に教えられる」と表現したが、いかに謙虚な表明であろうと…

無常

岩手・宮城内陸地震の報道を見ていたら、温泉旅館から被災者のかたが搬出されるところであった。担架に乗せられたかたは、既に亡くなられている様子で、毛布が掛けてあった。そこに、おそらく、その方の奥様とおぼしきかたの声が「お父さん、お父さん!」と…

たまには共○党を誉めてみる

ちょいとばかり義理の筋があって「ゆかりたんを励ます会」に出席してきました(苦笑)。顔を出していた面々は、中川秀直元幹事長、渡辺行革大臣、鴨下環境大臣、額賀財務大臣、甘利経済産業相、小池元防衛大臣、猪口元少子化担当相、町村官房長官、武部元官…

金がないから文化

橋本知事が大奮闘しておられるようです。もちろん、たくさんの抵抗があるわけですが、このままでは「座して死を待つ」ことになってしまいますから「ダメもと」で頑張ってみるほかない、と思うんです。もちろん、改革という奴が、常に成功するとは限りません…

セカンドパスポート

便利な時代で、今やインターネットでいろんなものが買えますな。ちょっと怪しいですが「セカンドパスポート」なんてのも買えます。1万ドルから2万ドルくらいで買えるようですね。セカンドパスポートとは。ええと、日本に「日本人みたいな人」がいるとします…

怒る。

秋葉原はよく出現する地帯であり、当日も「ちょいと久しぶりに買い物でも・・・」と思ったが、天候が今ひとつだったので断念した。私は、都内は自転車移動なので、雨が降ると出不精になるのである。おかげで、凶行に遭わなくて済んだのかもしれない、と思っ…

老いてゆくアジア

「老いてゆくアジア」大泉啓一郎。最近、日本の高齢化の進展に伴って「アジア経済は伸びる。これからはアジアだ」などという調子で、安易なアジア経済共同体に関する議論が目につく。おおかた、米国の凋落を穴埋めするEUの好調ぶりに「バスに乗り遅れるな」…

マイナスのくじ

保険に対しては、よく「マイナスの宝くじ」という喩えが使われる。普通の宝くじは、当たれば「幸運ですね」となる。もちろん、本人はホクホクである。はずれた人は数多いるわけだが、まあ、それはそれで仕方ない。一方、生命保険はどうだろう?「事故で亡く…

タバコ1000円

タバコを1000円にする超党派の議員連盟ができたそうだ。だいたい、日本のタバコは先進国のなかでは安すぎるのだそうである。タバコ一箱1000円、そうすれば禁煙、減煙派も増え国民の健康増進につながり、税収も増えるかもしれない、といったあたりが、一応の…

見送り

中国への自衛隊機派遣は「見送り」となりました。私は、正直、これでよかったと思います。自衛隊の中でも輸送機はC130というロートルでありまして、これを機に中国に軍事機密を盗まれる、という懸念は杞憂だろうと思います。心配はもっともですが、はっきり…

荒川流域ジョーさんの植物そぞろ歩き

「荒川流域ジョーさんの植物そぞろ歩き」豊島襄。私は荒川が好きである。自宅から近いし、河川敷は自転車で走るのには非常に良い。クルマもいないしね。もっとも、ロードレーサーでびしびし鍛えるような根性はないので、ランドナーでノンビリと流しているこ…

ミスティック・リバー

「ミスティック・リバー」デニス・ルヘイン。ジミー、ショーン、デイブの3人は、スラムに近い下町に住む仲良しだ。ある日、偽警官の犯罪者に、デイブが誘拐される。彼は、自力で脱出するが、4日間の間に性的暴行を受けて、心に深い傷を負う。この事件がきっ…