Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

時間はどこで生まれるのか

「時間はどこで生まれるのか」橋本淳一。最新の物理学の成果をもとに「時間とは何か」という哲学的な問いに至る本である。時間論というのは、別に珍しくもないのであるが、本書の価値は「最新物理学の成果」から考察をはじめるところにあるだろう。そういう…

おもしろすぎるぞ

いうまでもないが、トランプ氏のことである。今度は「TPP反対」ときた。「米国の製造業にとっては、死の一撃となる」というのが、その理由だ。国内のTPP反対派は、大喜びである。「トランプ、ありがとう」しかし、よく考えると、どうも話が合わないん…

天主信長<表>

「天主信長<表>」上田秀人。本作品には、<表>と<裏>があって、本能寺の変を信長サイドの登場人物から描いたものが<表>、その他の人物から描いたものが<裏>ということらしい。まずは<表>を読んでみる。本能寺の変については、単に光秀の単独謀反…

若すぎるでしょう

いよいよ、第24回参議院選挙が公示されましたが。その矢先、鳩山邦夫議員が急逝されたとのニュースがありました。この人は、「友達の友達はアルカイダ」という名セリフが記憶に残っています(笑)いや、政治家として、米国になんと思われるか?ということ…

まんざら笑えない?

麻生財務大臣が、講演会で「90歳で老後が心配とか言っている。いつまで生きるつもりか、わけがわからない」と放言したというので、話題になっているようだ。私は、このニュースを聞いたときは、思わず爆笑したのである。「そりゃそうだ」90歳で、老後っ…

凍てついた夜

「凍てついた夜」リンダ・ラ・プラント。大傑作を発見。これだから、やめられんのだよ。(苦笑)主人公のロレインは、優秀な女性刑事だった。ところが、多忙な仕事に没頭するうちに、順調にキャリアを重ねていく夫との間に隙間を感じるようになる。さらに、…

大名廃絶録

「大名廃絶録」南条範夫。南条範夫の本は、だいたい面白いに決まっているのだが(偏見)、本書も面白かった。本書は、徳川時代に廃絶、つまりは「お家おとりつぶし」の藩を集めたものだ。元豊臣派、つまり加藤とか福島とか(生駒とかも)は、まあ、これはわ…

鷲は舞い降りた

「鷲は舞い降りた」ジャック・ヒギンズ。あまりに忙しい日々が続いてしまうと、無性に本が読みたくなる。「いけねえ」と思いつつも、ついつい、である。受験勉強に勤しんだ高校時代と同じである。つまり、やらなきゃいかんことを横目に、読書に逃避するのだ…