Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

宰相のインテリジェンス

「宰相のインテリジェンス」手嶋龍一。この人の「ウルトラ・ダラー」は事実に巧妙にフィクション(小説だから当然で、著者の想像というべき)を付け加えた「インテリジェンス小説」で、ずいぶんビックリさせられたものだ。本書の副題は「911から311へ…

sudden fiction

「sudden fiction」ロバート・シャパード、ジェームズ・トーマス編。いろいろな作家の作品を集めた短編集である。長さとしては、日本で言うショート・ショートなのだが、有名な星新一のショート・ショートとは違う。これらの作品には、あのような見事なオチ…

天皇になろうとした将軍

「天皇になろうとした将軍」井沢元彦。著者の「逆説の日本史シリーズ」は面白くて、ついつい読んでしまうのである。氏の説を一口にいえば「日本人の歴史の背後には怨霊信仰がある」というものである。ようは「恨みを呑んで死んだ人は、鎮魂しなければ怨霊に…

平等は難しい

国連も、他人の結婚制度に口を挟んでいるヒマがあったら、もっと深刻な人権侵害が世界にはゴロゴロしてるじゃないか、と思うのであるが、そっちは「遺憾の意」だけでオシマイである。なにしろ、人権侵害しているような国家は、共産主義だったり独裁制だった…

龍門の衛

「龍門の衛」上田秀人。歯科医のかたわら時代小説作家という二足のわらじで大ヒット中の著者の作品。この作品は比較的初期のものだと思うが、あざといくらいに上手い。たいへん上質な時代小説のファンが、読みたいと思う小説を自分で書いたという感じである…

眉にツバ

1月10日のニュースから。台湾の情勢です。現在の蔡英文総統は民進党で、国民党は野党に転落しましたね。◆トランプ氏も参戦 与野党の攻防が激化する中、国民党は中国に接近。政界事情通は「11月に国民党の洪秀柱主席が訪中した際、中国側と資金支援や人…

ビッグデータ・コネクト

「ビッグデータ・コネクト」藤井太洋。昨年の暮れの大掃除をしながら読んだ本である。非常に注目していた作家だし、本作の感想を一言でいえば、たいへん面白かった。小説は、留置場に入れられていた容疑者、武岱(ブダイ)が、嫌疑不十分で不起訴となり釈放…

本日始動

世間的には昨日からの方も多いと思いますが、怠け者の私めは、本日始動であります。昨年末の怒涛のスケジュールでくたびれたので、少々のんびりとしてしまいました。まあ、今年も、気が向いたときだけ、テキトーな記事を書くことになると思いますが。世の中…