Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大学病院のウラは墓場

「大学病院のウラは墓場」久坂部羊。現役の医師でもあり作家でもある著者が、医学界の「改革」について描き下ろした本である。色々と考えさせられることが多い。大学病院というのは、「研究」「臨床」「教育」の3つの機能を持っている。ところが、かつての…

つける薬がねえ

度重なる挑発行動を繰り返す北のカリアゲ黒電話に、トランプは本気で怒っているようです。しかしながら、いくら空母を「海の迷子」にしてウロウロさせたところで、黒電話は核開発をやめないでしょうね。黒電話の狙いは、体制の維持を米国に認めさせること、…

ジーン マッパー

「ジーン マッパー」藤井太洋。早川書房版。この著者の「ビッグデータ コネクト」が大変おもしろかったので、他のも読んでみようと思い購入。著者のデビュー作にあたる。amazon kindleで、電子出版の自費出版でありながら、2013年の「kindleでもっとも面…

意見不表明

東芝の四半期決算ですが、ついに監査法人の「意見不表明」での発表となりました。異常な事態です。で、私はかれこれ10年近く前のことを思い出しました。決算発表を控えた我が社でしたが、監査法人から「このままでは意見不表明」と言われていたんですね。…

花散らしの雨

今日の東京は冷たい雨が降っております。たぶん、花散らしの雨になって、桜の終わりということになるでしょう。今の職場まで天気の良い日は自転車通勤をしているのですが(10KMチョイ程度なので楽勝)、昨日は桜のトンネルの中を走るようでした。帰りの夜桜…

新自由主義の帰結

「新自由主義の帰結」服部茂幸。経済学の本は、色々な意見を言う学者が「自説こそは正しい」と言って他派を批判するが、その予言が当たらないという特徴があって(苦笑)私は「これは科学ではない」と常々感じていることである。どの学者もそうなのであるが…

100年の難問はなぜとけたのか

「100年の難問はなぜ解けたのか」春日真人。副題は「天才数学者の光と影」。数学において、2000年にアメリカのクレイ数学研究所が「21世紀に残された難問」として7つの問題を発表した。クレイ研究所は、この7つの問題を解いた人に、それぞれ100万ドル…

「弩」下川博。この人の小説は初めて読んだ。舞台は鎌倉時代の末期から室町時代の初期で、因幡の国の智土師郷という村である。吾輔という小作農がいたが、彼の力量を認めた村人は、彼を自作農にする。村は地侍の荘園だったが、その侍は寺社に対する祈祷料を…

ダイナー

「ダイナー」平山夢明。寝食を忘れるほど面白い小説、という噂が某掲示板で語られたほどの小説。そう聞いてはたまらんので、さっそく読んで見る。この作家の作品は初めてである。主人公はオオバカナコ。決して小田マリではない。金に困ったカナコは、あやし…

ご報告

思うところがあり、このたび、突然ですが結婚することにしました。お相手については、またそのうち、おいおいとご報告させていただきます。今後とも、よろしくお願いいたします。