Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

敵対水域

「敵対水域-ソ連原潜浮上せず」ピーター・ハクソーゼン。潜水艦で事故が起こればどれほど悲惨な事態になるか、素人でも想像可能である。本書は、1986年、まさにペレストロイカのさなかにバミューダ沖でミサイル格納庫内で爆発事故を起こしたソ連源泉K-219の…

誰にも知られずに大経済オンチが治る

「誰にも知られずに大経済オンチが治る」三輪芳朗。私は基本的にタタキ上げのベンチャー企業育ちであるから、学問的な経済学には疎い。個人的な過去の経験は、学問的に考えるとわずか1つのデータに過ぎないわけだから、それをもって経済学を語るなんで恐ろ…

通貨が堕落するとき

「通貨が堕落するとき」木村剛。今やアベノミクスで、久しぶりの株高になり、明るい雰囲気になっている。円安効果もあり、輸出企業は業績回復を見越して、定昇維持となった。「なんだ、こんなに効果があるのなら、今までの政権は何をやっていたんだ?やっぱ…

データで検証!地球資源のウソ・ホント

「データで検証!地球資源のウソ・ホント」井田徹治。副題は「エネルギー、食糧から水資源まで」講談社ブルーバックス。昨日で3.11から2年経った。いまだに30万人を超える人々が仮設住宅に暮らしておられることを考えると、心が痛む。住宅ローンに追われて…

書物狩人

「書物狩人」赤城毅。書物狩人とは、世に出てはまずい内容の書物を、政府や各種団体の依頼を受けてどんな手段でも入手してくるプロ、という設定である。フランス語で、通名は「ル・シャスール」。狩人、という意味だそうだ。フランス語でいうと、なんでもか…

柔らかい棘

「柔らかい棘」ベイン・カー。アメリカにおける医療ミス訴訟を扱った法廷小説である。主人公の弁護士は、医療訴訟を扱って疲れ切っていた。妻と共に中米にリフレッシュ旅行にいき、「こんな仕事はもうやめよう」と決意して職場に舞い戻る。そこに待っていた…

シェエラザード

「シェエラザード」浅田次郎。戦時中に、安導権をもった客船改造の輸送船「弥勒丸」が、連合軍の捕虜へ食糧を配給する目的で、日本、高雄、香港、シンガポールと旅をする。乗り組む面々は、いずれも一癖もふた癖もある連中である。決して、軍のいいなりにな…