Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2007-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を

さて、ようやく仕事納めをして、明日は故郷に帰省します。ブログの更新もできないので、ご挨拶を。どうか、皆様、よいお年をお迎えください。さて、今年の後半は、意図して「経済シリーズ」ばかり書いてきました。その真意を、ちょっとだけ説明して、今年の…

どうすれば本当においしい料理店に出会えるか

「どうすれば本当においしい料理店に出会えるか」西部一明。著者は、西麻布で一世を風靡した西洋料理店「ゼフィーロ」のオーナーであった。「やれることはやりつくした」として、店舗は閉店した。その著者が、料理店側から「どうすれば本当においしい料理店…

亜玖夢博士の経済入門

「亜玖夢博士の経済入門」橘玲。リバタリアン代表(笑)橘玲新作。相変わらずのぶっ飛びぶりを発揮。透明な論理のおもしろさが充満である。まずは行動経済学。これは「人間の脳は、同じ量でも損失のほうを利益より強く感じる」という性質が人間の行動を決定…

中国に人民元はない

「中国に人民元はない」田代 秀敏。一見、爆笑の中国ジョーク集。だけど、そんな評価は甘い。だって、これ基本的に「事実」なんだからさ(笑)。「中国に人民元はない」ですが、そもそも「人民元」は日本の造語で、中国人自身は「人民幣」と呼びます。カタカ…

酒場の奇人たち

「酒場の奇人たち-女性バーテンダー奮闘記」タイ・ウェンゼル。著者は、マンハッタンの有名なバー「マリオンズ」の女性バーテンダーとして腕をふるった人物である。彼女は、NYに出てきて、最初は服飾関係の職業につくものの、それでは生活できないことに…

40過ぎて独身男のクリスマスの場合

なにを今さら、という感じではありますなぁ。夜の町に出て行って酒を飲むのもわざとらしい。だいたい、どこもかしこもカップルだらけだしね。自分の部屋で、ケーキを食うのもわびしい。だいたい、甘いものは嫌いである。で、結論。「塩辛で、日本酒をあおる…

日本は何故地球の裏側まで援助するのか

「日本は何故地球の裏側まで援助するのか」草野厚。一般にODA「経済支援」「国際援助」については、よく知られていないというのが本当のところだと思う。本書に述べられているように、なにぶん外国のことであって情報量が少ない上に、マスコミ報道は必ず「疑…

ペダリスト宣言!40歳からの自転車快楽主義

「ペダリスト宣言!40歳からの自転車快楽主義」斉藤純。著者は、以前に紹介した「戦前に、全日本ロードレースが開催された」という仮想小説「銀輪の覇者」の著者でもある。なにより、タイトルがそのままなので(笑)さっそく読了。この「ペダリスト」という…

本当のことはこっそり言え

なんでもウケればいい、というのか知らないが、妄言の連発ではないか。「ともだちのともだちはアルカイダ♪」のあとは「個人的には、UFOは存在すると思います」だもんなぁ。これじゃあ、小役人にも馬鹿にされて、行革もなにもないわけだ。納得である。何もい…

信号無視の自転車

昨日の朝のことである。いつものように自転車通勤をしていて、交差点に差し掛かった。ちょうど、反対車線から自動車が走ってきており、こちらには私の自転車しかいない。当方の信号は青であり、交差点で歩行者は皆立ち止まっている。「よし」安全確認してペ…

生首に聞いてみろ

「生首に聞いてみろ」法月綸太郎。翻訳ミステリ流行のせいか、ハズレ(と自分には思える)に当たるのが悔しく、日本人作家の作品に手を出す。なにしろ「2004年このミス」1位である。品質保証書付きである(笑)。ある前衛彫刻家が病魔のために亡くなる。彼は…

本末転倒。

相変わらずねじれ国会で、「あれは公約だ」「いや公約じゃない」なんてやっていますねえ。しかし、負けた政党にむかって「公約を守れ」というのもなんだかなぁ、と思う私は少数派なのでしょうか(笑)ものの理屈で考えますと「公約した」→「負けた」→「つま…

職を探すとしたら

失業、という事態は、いつでも誰でも起こりえる事態です。公務員さんは例外でしょうか?でも、今や自治体の破綻までありますからね。で、失業した場合に、どうして就職するか。それを考えてみます。束縛が少なくて、給料が多くて、安定している職場が良いと…

サブプライムと日本の金融

サブプライム問題で「なんのためにアメリカ経済の尻ぬぐいを」だとか「日本の不良債権処理のときと違って、軟着陸を目指すアメリカはダブルスタンダードだ」という批判を耳にします。「米資が悪の根源」と表明すれば、とりあえず賢い発言になるということで…

ウェストポイントの幽霊

「ウェストポイントの幽霊」ティモシー・R・オニール。ウェストポイントは陸軍士官学校があるところで、この卒業生には有名な将軍がごろごろいるのである。あのリー将軍とか、マッカーサー元帥とか。で、そのウェストポイントのある部屋で「幽霊が出る」と…

バー東京

週末になると、たまに飲み行く。最近は、銀座が多い。最近の再開発ブームのせいか、人が増えているような気がする。それにしても、あまり景気が良いとは思わないのだが。バーに入って、だいたいウィスキーを飲む。最近はシングルモルトが多い。ちょっと前ま…

気まずさ

私は、生まれてこの方、高校時代の同窓会に行ったことがない。中学時代のは1回だけ参加した。それっきりである。高校生活自体に、あまり楽しい思い出がない、ということもあるのだが。実は、20才の夏休みに帰省して、ぶらぶら母校のほうを散歩していたら、…

税とグローバル経済

私は基本的に「増税なき財政再建」論者である。ここで消費税を上げるには人工的なスタグフレーションを呼び込む危険が高いように思われるし、だいたい無責任きわまりない官僚どもが好き勝手に金を使って増税はないだろうと思うのである。だからといって、ど…

若き世代に語る日中戦争

「若き世代に語る日中戦争」伊藤桂一。御年90才になる戦記作家が、「諸君」でのインタビュー形式で語った連載を一冊にまとめた本である。当時は支那事変であるが、そのうちに戦火が拡大して日華事変と呼び、さらにはとうとう真珠湾攻撃をやって大東亜戦争と…

言わぬが花

アメリカの学者が「離婚は環境に悪い」という発表を行ったそうである。夫婦で住んだほうが、県境負荷は小さい。確かに、水道光熱費にしても食費にしても、単身住まい2人よりも夫婦同居のほうが効率的である。別に研究してもらわんでもわかる。「離婚を否定す…

小さい民主主義に思う

どんなにちいさくても、つまり「町内会」であっても一応「民主主義」である。その「民主主義」とはどんなものか。私の実家で、もう3年間にもなるが、ある日、○○さんの奥さんがやってきたそうな。当時、○○さん宅の前がゴミ置き場となっていた。「ウチのゴミ置…

ワイドショー国会の行く末

これは「ねじれ国会」ではない。これこそ「ワイドショー国会」じゃないか、と私は思う。ご存じの通り、ねじれ国会のおかげで法案が通らない。国会麻痺状態である。もっとも、そうであっても「なんだ、国会なんて麻痺したって、俺たちの生活に関係ないじゃな…

不都合な科学的真実

「超不都合な科学的真実」ケイ・ミズモリ。副題は「もうからない重要な発見はすべてつぶされる」である。いやー、今年もいよいよ師走にはいるわけで、今年の「と本」(笑)ナンバーワンを選考しなければいけない時期にさしかかっているわけで、そこに有力な…

ファンタジーから目が覚めたときに

夢を見て、高所から落っこちる。「うわ~、もうだめだ!」激突の恐怖に全身硬直、そこでハッと目覚めて「夢か。やれやれ、助かった」なんて覚えは、誰にでもあるだろうと思う。私も、つい先日、そんな目にあった。いや~、こわかったなあ。で、ここで夢占い…

ムラサキシキブ

私の場合、自転車の楽しみには「自然と親しむ」要素が大きい。もちろん、人によってはラーメン店巡りとか蕎麦屋巡り、寺社仏閣巡りになったりする。いずれも結構な趣味である。自転車で走るといっても、私のような根性ナシがそうそうセンチュリーライドをす…

柳瀬川

連休前から風邪をひいて寝込む。木曜日から休むのは、いかにも4連休みたいで気分が悪かったが、とにかくフラフラで立てないから仕方がない。と思っていたら、なんと金曜日、土曜日までダウン。折良く、田舎から老親が野菜やらコメやらを送ってくれたおかげで…

「負けた教」の信者達

「負けた教」の信者達 斉藤環。この本でいう「負けた教」の信者とは、世に言うニートや引きこもりのことである。著者の斉藤氏は、「負けた教」の信者さん達には人気のある人らしいので、ちょっと読んでみた。で、私には、よく分からなかったのである。著者自…

載らなくて結構かと。

ミシュラン東京版がいよいよ発売されるそうで。東京の3つ星は8店。おおかたの疑問と期待を集めた「鮨や蕎麦は、果たして星がつくのか?」も、少なくとも寿司店は2つの3つ星店が出たわけです。だけど、ねえ。ちょっと思うんだけど。きっと、3つ星をつけ…

投入堂

もしも「命がけの国宝」があるとすれば、それは間違いなく三徳山の投入堂である。昨日、ここに60年ぶりに3人の一般参拝者が入ったそうだ。あまりに危険なので、普段は禁止である。子供の頃、ここに家族で訪れたことがある。麓のお寺で入山料を払い、輪袈裟を…

円高はたして

アメリカがサブプライムでこけた影響が拡大し、円高になって、日本の大企業に大きな減益要因になると懸念されている。一方、町村官房長官は、「基本的に円が強くなることは、長期的にはプラスである」と述べた。私は、この町村長官説に賛成である。まず、今…