「弁護士アイゼンベルク 突破口」アンドレアス・フェーア。 物語の冒頭、女性テレビプロデューサーのユーディットは出張先のホテルのバーで隣に座ったちょっとイケメンの男と話がはずむ。ユーディットはワンナイトラブの予感さえ抱くのだが、さらに同じバー…

本日の日経平均は最大で900円以上の下げ。1年2ヶ月ぶりの安値となった。 最大の要因は米国株の下げである。アメリカがくしゃみをすると、日本は風邪をひく。 東証の６割が外国人の買い手なんだから、あっちで冷えるとこっちは更に冷え込むのである。 米国で…

率直に驚いた。 新規公開株、いわゆるIPOのアンダープライシング問題を、なんと公取委が指摘したのである。 この問題は正直、今に始まった話ではなくて、ずっとそうだったので「なんで今さら？」と思わぬでもない。 日本の新興企業が低い公募価格のために成…

設備点検の仕事をしている知人がいてちょっと雑談をしたのだが、最近の現場のマニュアル主義はひどいという。 某有名な一部上場企業の本社ビルだが、設備は地下２階にある。で、そこに入室するのに、安全帯をつけた姿で入室前の画像を撮って本部に送信、その…

「城をひとつ」伊東潤。 史実でも後北条氏（小田原の北条早雲が初代）に仕えたとされる大藤一族を描いた物語。連作短編集で大藤氏の開祖、信基から景長、秀信、政信、直信の五代をそれぞれ一編にして描いている。 初代の信基は、昔、北条早雲から「何かあっ…

私も一応IT業界の端くれ、ぐらいの位置にはいるわけである。 主な業務はサーバー保守という、ロートル兵にはお似合いの業務なのである。 すでに開発をやる体力、気力はないからなあ。 で、そのサーバー保守なる業務、これからの予算編成に向けて、毎年必ずコ…

本日、最高裁でIT関連の業界人には大変興味深い判決がだされた。 被告人が自分のサイトに「coinhive」と呼ばれる仮想通貨マイニングプログラムを設置した件で、一審の地裁では無罪、二審の高裁では有罪と判断が分かれていたところ、最高裁で無罪が確定したの…

「弁護士アイゼンベルク」アンドレアス・フェーア。 女性刑事弁護士のアイゼンベルクは、夫と共同事務所を経営していた。夫は民事、アイゼンベルクは刑事を手掛ける。ところが夫は若い女に浮気したので離婚することになった。しかし、共同事務所を解散するの…

無投票で福島みずほ候補の再選だそうで。 あーそうですか、という感じ。 かつては、政権もとったことがあるし、総理大臣を輩出した政党なのにねえ。 村山元総理の「合法だけど違憲」のわけわからん自衛隊の位置づけがまずかったのか。 それとも、おたかさん…

仕事場の引っ越しに伴って、オフィス内のもろもろを一気に処分する計画である。 もう使わなくなったサーバとか部材、道具類からファイル、キャビネットに至るまで。 今度は手狭になるのだし、だいたい、今使っていないものが必要になるケースがどれだけある…

冬の寒さは自転車通勤では避けられない。 なあに、と気合で乗り切るしかない。「寒いのは冬だから当然だ！」と自らに言い聞かせるのである。 しかし、ほんとの話、還暦が近づくオヤジには寒さはつらい。。。 とブログでこぼしていたら、グリフィン通りさんか…

「素晴らしき世界」マイクル・コナリー。 連休だったので、すかさずコナリーを読む。何しろ、外は極寒である。自転車に乗る気も削がれてしまうのだ。そうなると、お気に入りのCDをかけるかFMを聴くかしながら、好きな小説を読むという自堕落を決め込むことに…

今日の東京は久しぶりの雪。 といっても10cmなので、私の感覚では「ちらほら」だが、こちらでは「大雪」である。 私の生まれた中国の寒村では、かなり雪が降る。 なので、雪が降ると、自動的に身体が「雪のときの歩き方」になる。 足をなるべく真上からおろ…

「汚名」マイクル・コナリー。 ロス市警を退職してサンフェルナンド市の薄給のボランティアとして刑事をしているボッシュは（日本でいう定年後の嘱託）ある薬局での二重殺人事件の捜査をすることになる。薬局の防犯ビデオには事件の一部始終が記録されており…

「べんけい飛脚」山本一力。 年末に、ぎっくり腰の再発をせぬよう、ゆっくりと大掃除しながら読んだ。 これが2021年の読書納めの一冊となった。 本書は2部構成となっており、第一部は売れない戯作者、雪之丞が加賀前田家の専属の飛脚、浅野屋に依頼されて前…