Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

宇喜多の捨て嫁

「宇喜多の捨て嫁」木下昌輝。 備前の戦国大名、宇喜多直家を題材にとった連作短編集。それぞれの短編が絡み合って、前作の伏線が次々に回収される、といった趣向がある。ずいぶん綿密に設計図を描いた作品という感じがする。 表題作は直家の四女、於葉が主…

うつけの采配

「うつけの采配」中路啓太。 主人公は吉川広家である。広家は「毛利の両川」吉川元春の三男として生まれたが、幼い頃から「うつけ(馬鹿)」と言われた。今で言う不良だったようである。もともと、兄が家督を相続するはずであり、それがゆえに拗ねていたのだ…

河津桜満開

昨日、再び松戸神社へ。 先週ほころんだ河津桜を見に行く。 ついてみると、やはり予想通り、満開である。 なんと美しい。 例年よりも早いためか、まだ人影もまばらで、ゆっくり楽しめた。 それにしても、祭りが3月7日だと、やはり葉桜ではないか?と思った…

梅園にて

先日の日曜日は曇天で、夜は雨が降り出した天気だった。 しかし、先週に河津桜がほころんだのをみていたので、自転車で例年の梅園に行く。 やはり、予想通り満開だった。 あいにくの天候で、見物客は少なかったが、おかげで梅園の中を心ゆくまで散策できた。…

野武士、西へ

「野武士、西へ」久住昌之。副題は「二年間の散歩」 著者は「孤独のグルメ」や「花のズボラ飯」といったマンガの原作で有名になった人である。特に「孤独のグルメ」は大ヒットしたが、そのドラマで、最後に出てきて実際の店で飯を食っているのが久住氏である…

河津桜ほころぶ

毎年この時期に行ってみる松戸神社。 自転車で軽く流して寄ってみると、すでに、河津桜がほころんでいた。 白梅が既に満開に近く咲いていたので、不思議はないのだけど、しかしまだ2月の初旬である。暖冬おそろしや。 毎年恒例の河津桜まつりは、今年は3月…

突発性難聴

昨日、起きたら左耳から耳鳴りがする。 朝の支度をしながらテレビをつけたら、音量が小さい? これは、耳がおかしいぞ、と気がついた。 私はメニエール病の罹患歴があって、耳が弱い。小さな耳鳴りはいつもあるのだが、あまり気にしないで居るのだ。先月の健…

妻に捧げた1778話

「妻に捧げた1778話」眉村卓。 私が初めて読んだSFは、眉村卓の「なぞの転校生」だった。小学生だった(たぶん4年生)私は、そのお話にいたく感動し、読書感想文まで書いたのだ。担任の教師はおもしろがって「エスエフ?なんじゃそりゃ」と言っていたが…

英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」ヘンリー・S・ストークス。 ファイナンシャル・タイムズの元日本支局長で三島由紀夫や中曽根大勲位とも親交があった知日派のストークス氏による著書。大東亜戦争に対する自虐史観はやめよう、と呼びかける。英国人…