Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

千尋の闇

「千尋の闇」ロバート・ゴダード。本書はゴダードの処女作なのだが、あまりの出来映えのすばらしさに「ゴダード最高傑作」と言われる。デビュー作が最高傑作というのは、なにやら「一発屋」のニオイがするのだが、ゴダードの場合は他にも面白い小説を書いて…

明日なき報酬

「明日なき報酬」ブラッド・スミス。主人公は元ヘビー級ボクサーのトミー・コクラン。もう3年も試合をしていない。金を使い果たし、相棒のTボーン(黒○)と一緒に、故郷の農場に帰ってきた。すると、妹の旦那が、農場を売却しようとしていることを知る。コ…

汚名

「汚名」杉本苑子。本田正純といえば、徳川家康の謀臣本多正信の子であり、たいへんな切れ者として辣腕をふるった人物である。かの関ヶ原の戦いのとき、家康は父の正信を息子秀忠につけてやり、自分は正純を伴っていた。それくらい、若年から重用されていた…

エンジェルズ・フライト

「エンジェルズ・フライト」マイクル・コナリー。またコナリーを読んでるわけだが(苦笑)扶桑社シリーズがようやく手に入り出したので。エンジェルズ・フライトとは、ロスの高台に作られた高級住宅街へ登るケーブルカーの名前である。そのケーブルカーの中…

証拠

「証拠」ディック・フランシス。主人公はワイン商のトニイ・ビーチ。半年前に最愛の妻に先立たれ、抜け殻のような日々を送っている。そのビーチが、取引先のパーティに酒を納品に出かける。そこで事故が発生、小さな子どもがいたずらして遊んでいた馬車のブ…