2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「遅番記者」ジェイムズ・ジラード。手元不如意の時のもっとも手軽な娯楽は本である。なにしろ、古本屋という商売もあるのだ。しかし、カネがなくても娯楽を人は求めるのだな。「遊びをせんとや生まれけむ」そこまでかっこよくはないか(苦笑)で、本書であ…
「自由に生きるとはどういうことか」橋本努。副題は「戦後日本社会編」。なんとなく世間には逼塞した感が漂っている。まちがいなく、景気は2番底に落ちていると思われる。私が個人的な景気バロメータにしている銀座も、最近は本当にダメだ。ところで、景気…
「終結者たち」マイクル・コナリー。大変な時期なのだが、そのぶん、読書に逃避することはあるわけで。久しぶりのコナリーである。主人公のボッシュは、ロス市警をやめて私立探偵になっていたのだが、本作でめでたく復職する。作者によると「私立探偵の身分…
「ウチのシステムはなぜ使えない」岡嶋裕史。副題は「SEとユーザの失敗学」。なぜこんな本を読もうと思ったかといえば、それは今の私が「こんなシステムを作りやがって!」とユーザに怒られまくっているからである。その鉄火場ゆえ、なかなかブログの更新も…