Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

突発性難聴

先週の日曜日から、急に耳鳴りがでてきた。月曜に、たまりかねて医者にいったところ「低音性突発性難聴」とのこと。特に、人声から下の音が聞こえないし、高い方も跡切れ跡切れとなっている。ラジオが壊れたような調子である。ストレスが原因、とのことで、…

もっと気軽にフレンチへ

「もっと気軽にフレンチへ」藤井美夫。最近はどうやらビストロブームのようで、あちこちに小さな店が出来ている。たいへん、楽しいことである。だけど、フレンチは、イタリアンやスペイン(最近バルが流行ってますなぁ)などと比べると、やっぱり敷居が高い…

「民」富論

「「民」富論」堂免信義。著者は、この本で「今までの経済学は間違っている!ついに独自の経済学を発見した」と言う。この「経済学」を「相対性理論」に置き換えると、同工異曲の本がたくさんありますなぁ。さて、この本の主張「赤字国債は、国民への贈与で…

文学的商品学

「文学的商品学」斎藤美奈子。文学を、ストーリーだの構造だの叙述スタイルだの、といったところから離れて「モノカタログ」として読んじゃおう、という試み。悪意はないわけである。少なくとも、ないふりをしている(笑)それがいいのだな。まずファッショ…

死刑判決

「死刑判決」スコット・トゥロー。10年前の3人射殺事件の犯人とされた死刑囚が、無実の訴えをする。その男は、刑事にトイレに行かせてもらえず、その場でもらしてしまい、恥ずかしさのあまりに「全てを認める」自白をした。そのとき、男が射殺に使われたピス…

覚悟

今回の護衛艦と漁船の衝突事故についてだが、本当に事故に遭われた方はお気の毒でならない。事故原因の究明はこれからであろうが、海自は真摯に真相究明を行ってもらいたいと思う。だいたい、護衛艦はレーダーにしても最新鋭のものを積んでおり、もっとも訓…

デフレと高齢化

格差があまりにも流行語になっているので、ちょっと考えたのだが、たぶん「デフレ」と少子高齢化の影響だろうと思う。「格差社会は本当か」みたいな話になってしまうのであるが、まずよく引かれるOECDの発表について指摘しておく。2007年6月発表のOECD雇用ア…

連帯責任と冷静な対応

ある外国人が犯罪を犯したとする。すると、当然であるが、日本人は怒るであろう。「不審な外国人は出て行け」という主張も当然なされる。しかし、そのような感情的な対応ばかりではいけない。犯罪というような理不尽な行動に対して、「感情的な対応」が出る…

模倣犯

「模倣犯」宮部みゆき。「楽園」を読むまえに、以前に中途挫折したこれを読了しようと思ったわけである。なぜ中途挫折したか?といえば、あまりに悲惨な救いのない犯罪者の描写に、ちょっとついて行けなかったからだ。で、なんとか気を取り直して。はい、今…

缶詰の音楽

ベートーヴェンの「運命」を、最初に買ったのがセルだった。すでに20年以上昔の話である。カップリングは「未完成」。よくある組み合わせだった。ところが、このセルのレコード、ひどい録音で、聴いていてがっくりくるような音しか出ない。何が天下のクリー…

半落ち

「半落ち」横山秀夫。映画の原作であって、たいへん有名な小説のようである。「ようである」とはヘンな表現なのだが、私は生来の天の邪鬼で、有名な作品は読みたくなくなるのである。で、今さら読んでいるわけだ。こういう自分の行動を思うと、40過ぎても結…

ヤブツバキ

自転車で、ふらふらとそこらの灌木を見るのが好きである。もちろん、徒歩の場合も多いのだが、休日に電車に乗るのが嫌いというひねくれた性格ゆえ、自転車を愛用しているのだ。もっとも、今の季節は日が暮れるのも早いので、あまり遠くには行かない。日が暮…

活字が滅びるときは国が滅びるとき

大学時代の出版界に身を置く先輩と電話で昨晩、四方山話をした。あまり意図のない世間話を、大学時代のまま、今でも話せるのは大変ありがたいことである。で、その話の中で、思わず「なるほど」と思ったことがあった。ほかでもない、出版不況である。かなり…

また焼け太り

今回の中国毒餃子事件を受けて、福田首相が「消費者庁創設」に言い出したらしい。そうしてまた役人を増やし、行政指導を増やし、外郭団体ができて天下りが増える、という寸法であろう。焼け太りねらいが歴然である。消費者庁なんかいらない。JTフーズとCOOP…

尾崎放哉句集

「尾崎放哉句集」池内紀編。漂泊の自由律俳人といえば、山頭火か放哉か、ということでしょうが。自分は、放哉のほうが好きなのです。放哉の自由律は、実はかなりテクニックがある、と思っていました。そのあたりは、この本にも後書きで指摘されています。師…

ろくなことはない

ここでは書けない様々ないきさつがあって、一応「昇進」した。もっと上に、などという恐ろしい話もあり、心底震え上がり、固辞してなんとか逃れた次第。つくづくと思うが、私にはビジネス上にもっとも大事な「何か」が欠けている。それだけならば、自分が恥…

ものには順序、がアタリマエ。

外国人の地方参政権の問題であるが、まず憲法10条「日本国民たる要件は、法律でこれを定める。」となっております。その法律は国籍法でして、つまり両親のどちらかが日本人であること、または帰化ですね。つまり、日本人としての参政権を行使したければ、日…

経営がへたくそ

経営学で、ある有名な工場の話があります。その工場は、生産性の向上に励み、毎年毎年の数値計画を達成していました。ところが、ある年、あっさりとつぶれてしまいました。営々と積み上げてきた利益も、あっという間に吹きとびました。なぜかと言うに。その…

食料問題から考える捕鯨

今更、日本が何を言ったって、捕鯨解禁になるわけじゃなし、かえって世界で孤立するだけだからやめておけ、という議論もある。一抹の真実としては確かにそうなのだが、だからといって、鯨が食えぬのは口惜しい。私は、食いしん坊である。食い物の恨みは深い…

ここで言えなきゃ

出ましたねえ、毒入り餃子。まあ、いまだ真相は不明なわけで、まずは原因究明が先、だとは思います。しかし、ですな。私が思うに、前回選挙で「農家への個別補償」をうたい、あまつさえ「食糧自給率の向上」を訴えて大勝した某政党には、今や絶好の追い風だ…