Single40'S diary

「40過ぎて独身で」の作者が、あっというまに50代を迎えたブログ

無敵艦隊を撃破

2022年サッカーワールドカップ

まさに歴史的勝利と言って良いかと。

日本が優勝候補のスペインを2対1で下し、下馬評を覆して一次リーグ突破。

 

連合艦隊がスペインの無敵艦隊を撃破、というのに比肩するとか(苦笑)。

ま、ニワカの戯言であります。

 

本日、天気晴朗なれども波高し。

時代の終わり

中共江沢民国家主席が亡くなったそうである。実に96歳の長命であった。

 

この人は鄧小平に抜擢されて出世街道を駆け上がった人である。

しかし、実はアキレス腱も抱えていた。若い頃は上海にいて日本語はペラペラであり、旧日本軍の協力者だったのではないかという疑惑があった。

もっとも、韓国ほど「親日派」イコール罵倒というほどではない(かつての中共は)。

しかし、軍に協力した(つまりスパイである)となれば、これは話が別である。

折しも、鄧小平は「社会主義市場経済」を掲げて「早く豊かになれるものは、早く豊かになってよい」と、事実上の資本主義経済の導入を宣言した。

これで支那は経済成長路線に乗るのだが、問題は、今まで「全国民が平等な社会を実現するマルクス主義国家をつくる」といって国民を説得していたのに、その大義名分が使えなくなることだった。そこで、江沢民が唱えたのは「反日」であり「永遠に言い続けなければならない」共産党反日支那の独立を取り戻したのだという反日路線だった。実際にはご存知のとおり国民党が日本と戦い、共産党は逃げ回っていただけだったのだが、子供の教育ではまったく反対のことを教え込んだ。

先頭に立って反日を叫ぶ江沢民は、自らの旧日本軍協力者疑惑を払拭するアリバイづくりもあったと見る。

 

日本訪問時には宮中晩餐会で人民服を着て(それまでは儀礼上で礼服を着ていた)天皇陛下に向かって「日本人は歴史に学べ」と説教した。

その江沢民を小渕首相は3000億円の円借款という土産を持たせて平身低頭して見送った。江沢民は帰国して意気揚々であったと伝わる。

バブル崩壊で経済をまったく浮揚できない小渕は、支那以外に成長できそうなネタを持っていなかった。あとはカブを持って東証で踊っただけだ、このひとは。

 

反日路線は小泉政権に至ってついに爆発した。小泉純一郎靖国参拝を巡って、これに激しく反発する中共江沢民と、曲げない小泉の確執が発生。支那ではあちこちで反日デモが起こる騒ぎとなった。

小泉首相は「国のために生命を失った人々に対して哀悼を捧げるのは当然だ」とし、さらに「日本国の首相が日本のどこに行くか行かないかを、外国の首脳から指示されるいわれはない」と反発した。

当時、まだ日本は世界第2位の経済大国であり、小泉改革のもとで日本経済は浮上し、支那には改革開放路線で巨大な需要が生まれて「政冷経熱」といわれる状況が出現した。

 

その後、2010年に日中の経済規模は逆転し、今や支那は日本の倍以上の経済規模を誇る。もう反日デモは起きなくなった。反発するだけの価値もなくなったのだ。

 

 

三体Ⅱ黒暗森林

「三体Ⅱ黒暗森林」劉慈欣。

 

先日「三体Ⅰ」を読んで、SFガジェットがこれでもかとぶち撒けられた面白い話がいよいよ始まった(壮大なプロローグだ)ので、やはり続きが読みたくなってしまう。

 

地球文明よりも遥かに進んだ文明を持つ三体人は、地球侵略艦隊を進発させ、その前に「智子」と呼ぶ超次元デバイスを放った。「智子」は、三次元を超える高次元で展開したデバイスを三次元空間に折りたたんだもので、三次元では素粒子レベルの大きさしかないが、そこには地球人の科学観察を妨害する機能や会話や情景を撮影する機能まで含まれており、地球文明の素粒子レベルの進歩は止まると同時に、地球で行われていることがすべて三体人に筒抜けになってしまうことになった。

なお、三体人の宇宙艦隊も光速を超えることはできない(相対論)ので、地球に到着するまで400年かかる。地球は、400年後に宇宙人による侵略を受けることが確定した。ここまでは「三体Ⅰ」である。

 

「三体Ⅱ」では、400年後の侵略に備えて、地球人の対策がなされる。智子によってすべての情報が三体人に抜かれてしまうのだが、しかし、智子は人間のアタマの中を読むことはできない。三体人は互いにテレパシーのようなもので意志疎通をしているため、いわゆる「相手の裏をかく謀略」という文化がない。そこで、地球では「面壁者」という人物を4名指名し、彼らに可能な限りの権限を与えた。面壁者の仕事は、三対人を嵌める謀略作戦を立案することで、もちろん、誰にも謀略の内容を話してはならない。話せば智子によって相手にバレるからである。

一方、「破壁者」というものがいて、これは面壁者の謀略を看破する人である。面壁者の仕事は「誰にも見破られない謀略」で相手を騙すことであり、それが他人に見破られた時点で、三体人にもバレることになるから失敗なのだ。

こうして、工夫を凝らした謀略を面壁者たちは出すのだが、次々と破壁者に看破されてしまう。

ところが、3人の面壁者が看破されて、最後に残った一人の面壁者が成功するのだ。それはたった2つの原則「生物は自らを繁殖させようとする」と「宇宙の資源は最終的に有限である」から導き出される結論であった。。。

 

読み終わって、思わず「おおう、、、、」と唸ってしまう。

すげえな、これ。

評価は☆☆☆。

現代中国SFの到達点であろう。三体Ⅰからずっと読んで、このⅡを読み終えて本当に良かった。

大傑作。

 

しかし、である。

実は、三体Ⅲがこのあとにあるのだ。

しかも、噂では、三体Ⅲは、このⅡすら上回ってすごい、らしい!

これはたまらんではないか。

本書で、いったん物語のオチがついたような気がするのだが、いったい、この後、どうするんだろう?

というわけで、「三体Ⅲ」を読まねばならぬ。

どうやら、年末の読書が決まったようであります。