Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

真鍮の評決

「真鍮の評決」マイクル・コナリー。ついに読んでしまった。いや、実はとっておいたのである。これぞメインディッシュであるが、すぐに読んではもったいないと思い、本棚に飾っていた。で、ついに手を伸ばした。そしたら、夜も寝られない(苦笑)もう、たま…

警視庁情報官ハニートラップ

「警視庁情報官 ハニートラップ」濱嘉之。どうもリアルな描写だなあ、と思ったら、著者はほんものの元公安警察。どうりで細部に詳しいわけだ。この小説だけど、明らかに元のモデルがある。イージス艦の機密漏えい事件が題材で、登場人物の名前はほとんど実在…

これからだ

アベノミクスによる株価上昇、円安も今日あたりで一服のもよう。当然である。だって、具体的には、まだ何もやってないのだから。日銀に「2%のインフレ目標」を容認させたところで、ただちに物価が2%上がるわけではない。まあ、確かに今は物価上昇傾向に…

珍妃の井戸

「珍妃の井戸」浅田次郎。「蒼穹の昴」という傑作をものにした著者が、同じ舞台(清朝末)で書いた作品。蒼穹の昴の続編、ともいえる。歴史上有名な話であるが、光緒帝の妃、珍妃は北京落城の蒙塵(長安まで皇帝一族が逃れた)さいに、宮廷内の古井戸に投げ…

この時期の無神経

橋本市長が、大阪の桜宮高校の自殺問題に関連して、来年度の入試を中止するし、校長教頭はもちろん、すべてのクラブ活動顧問を総異動せよと主張している。そうしなければ、来年度の予算執行しないというのである。この発言は、当然ながら「生徒のことを考え…

河川法改正

今年の通常国会では、地味だが重要な法案が可決される。河川法の改正である。なにが改正されるかというと、農業用水路に小水力発電を取り付ける場合、現在の許可制ではなくて、届出制になるのだ。農業用水は利水のためにひかれるのだが、ご存じのとおり、そ…

叛旗は胸にありて

「叛旗は胸にありて」犬飼六岐。物語は、幕末に、但馬の湯村の古刹で、そこの和尚が志士らしき客人と、客人を迎えに来た温泉旅館の息子に物語る、という形式で語られる。その和尚が語るのは、かの有名な「慶安の変」由比正雪の変なのであった。慶安時代、徳…

弱い日本の強い円

「弱い日本の強い円」佐々木融。ようやく「アベノミクス」の効果か?円安傾向になり、これを好感して株価は上昇中である。しかし、このまま推移するかどうかは、わからないと思う。何しろ、実際に行ったことは「日銀に一段の金融緩和を要請」したことと「20…

日本消滅

「日本消滅」(ジャパン・ナッシング)牧野二郎。副題は「IT貧困大国・再生の手だて」新書ブームである。活字離れが叫ばれてひさしいが、特にマジメな本が売れなくなった。ところが、なぜか新書はよく売れる。これを出版社が見逃すわけはない。で、各社から…

ベルリン飛行指令

「ベルリン飛行指令」佐々木譲。年末年始の暇つぶしに読書。いや、ほんとはヒマになぞ、してはいけないのだ。少年老い易く学成り難し。こういう時こそ、日ごろできない学問にはげむべきである、、、のだが、何しろ、暇があればイッパイやってしまう。酔眼で…

平成25年新春放談

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。さて、新春放談でございます。なんといっても、今年は政権交代した安倍政権の手腕、ことに経済の立て直しが問われることになるでしょう。7月には参院選があります。となると、アベノミクスの…