Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ザ・ベストセラー

「ザ・ベストセラー」オリヴィア・ゴールドスミス。著者は文字通り、まあまあのヒット作品を書いた小説家なのだが、その彼女が「デビュー前のうらみつらみ」を作品化したのが本書である。すごいルサンチマンなのだ。いかに新人作家がデビューするのが至難の…

アメリカ人はバカなのか

「アメリカ人はバカなのか」小林至。小林至といえば、東大卒でロッテに入団したが、残念ながら二軍から脱出することができなかったピッチャーだ。直球が時速120キロしか出ないので、本人は「それでも押さえられる」と豪語したが、コーチはそう思わなかったら…

お腹召しませ

「お腹召しませ」浅田次郎。この人は、典型的な語り部である。語り部の話というのは、あまり深刻なテーマはないものである。ま、あっても構わないのだが、なくても一向に問題ない。ただ面白ければ良いのである。「うんうん、それで?」がずっと続くのが語り…

仕事するのにオフィスはいらない

「仕事するのにオフィスはいらない」佐々木俊尚。昨年末の最後に読んだビジネス本。紅白でいえば「大トリ」である(笑)で、実際に、オオトリの価値はあったように思う。最近ではモバイルや無線LANスポットも整備され、クラウドサービスも普及してきた。ホワ…

バイアウト

「バイアウト」幸田真音。ファンド会社が、とある音楽産業会社に敵対的買収をかける。ある外資系証券するの女性営業がそこに暗躍するのだが、彼女の母親は離婚しており、元父親がその音楽会社の経営陣として在籍している。女性営業は、「久しぶりの父との再…

「扉」ジャネット・フィッチ。どうやら映画化されているらしい。「らしい」というのはいい加減な話だけど、私は映画を見ないので。しかし、この小説はおもしろかった。昨年の年末に読んだ。主人公は12歳のアストリッドという少女である。彼女の母親は、美…

年頭所感

皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。さて、年頭所感です。早くも閣僚辞任という鳩山内閣ですが、この内閣は羊頭狗肉ですから、長続きはしません。選挙向けにおいしい話を並べた挙げ句「やっぱムリ、ごめんね」というのが役…