Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

必勝の策

夢枕のことである。「これ、これ、久しいのう」と声がする。「あ!老師様」私は、すっかり慌てて、ただちにがば、と夢の中で起き上がり(笑)平伏した。私「老師様。お久しぶりでございます」師「うむ。息災のようで、何よりじゃ。今日は格別の用はないが、…

タックス・シェルター

「タックス・シェルター」幸田真音。主人公は、中堅証券会社の財務部長である。ある日、彼をかわいがってくれた創業経営者から、海外のタックス・ヘイブンに設立したシェルフカンパニーの管理を依頼される。そこには、創業経営者のへそくり(この金は不正な…

頃合い

聖火リレー。厳戒の中、とは言いつつも。まあ、なんとか、とにかくそれなりに、終わったようであります。残念ながら、仕事の都合で「リアルタイム観戦」でもなかったのですが、しかし、おおむね、節度をもったデモではなかったでしょうか。思えば、今回の聖…

お気をつけて

私も、蕎麦食いがてら出かけたいところですが、なにしろ貧乏性の会社づとめで、どうにも動きがとれんのです。早い話が、労働にいそしむわけです。無念。けれども、巷間もれきくところによれば、チベット独立旗の「雪山獅子」は、どこでも売り切れとのこと。…

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」橘玲。私は、著者の橘玲は「思想家」だと思っている。それも、たぶん日本の代表的な「リバタリアン」である。リバタリアニズム=新自由主義=ブッシュと小泉の弱者苛め、みたいな社民党の護憲論的「不自由な」連想しか…

自己責任

今朝のことである。駅近辺の十字路で、私は赤信号になったので信号待ちをしていた。この十字路は、自動車の通行は少ないが歩行者と自転車の通行が多い。平素から信号無視が多い交差点であって、私は経験的に「自家用車より怖い商用車、商用車よりこわい自転…

予感

私は、もしも福田首相が「サミット花道論」で辞職することになった場合、小池首相(!)が誕生する確率は高いように思う。解散総選挙をやらない限り小沢政権はないし、仮に総選挙をやったとしても、過半数をとれる可能性は高くないのではないか。ホンネのと…

小さな政府を問い直す

「小さな政府を問い直す」岩田規久男。話題の書のようである。「ようである」というのは変な言い方だけど、私はマクロ経済学には全く門外漢であるので「どこが話題になる部分か」判断できんのであるよ。悲しいことに。それはともかく読了して。「簡単に読め…

安堵

善光寺さんの判断は、この情勢を勘案すれば、誠にやむを得ざるの措置であって妥当だと思います。そして。その理由に関して、はっきりと「中国のチベット弾圧問題があるから」と表明されたことについて、敬意を表したいと思います。「ことなかれ主義」は、そ…

生涯現役?

日本人は、なんでも競争原理のアングロサクソン民族とは異なる、調和を重んじる民族だという説がある。私は、この話に、大いに疑問をもっている。アメリカの大金持ち、たとえばビル・ゲイツにしろウォーレン・バフェットにしろ、そういう大富豪は、また実に…

売国奴

「売国奴」黄文雄、呉善花、石平の三氏による対談。黄氏は台湾人であり、日本擁護論で有名。呉氏は「スカートの風」で鮮烈なデビューを飾った。石氏は、四川省出身で、天安門事件の前年に出国、日本で暮らす民主化活動家。このうち、呉氏と石氏は日本に帰化…

司政官

「司政官 全短編」眉村卓。眉村卓は、私をSFの道に引きずり込んだ作家である。ジュブナイル「謎の転校生(狙われた学園)」なんて、小学校高学年の頃、かなり夢中になった。司政官シリーズは、大学に入ってから読んだ記憶があるが、まったく印象にない。た…

実は悲惨な公務員

「実は悲惨な公務員」山本直治。著者は元キャリアであって、公務員を退職。その後、民間で勤務し、その自らの体験をもとに一面的な「公務員バッシング」に一石を投じる。おんぼろな公務員宿舎とか、あわれな霞ヶ関官僚の勤務実態。すさまじい徴税や生活保護…

白昼堂々と贋物

「贋物大国」といえば、たぶんほとんどの方が、近傍の某国を思い浮かべるであろう。著作権も意匠もまるで無視、何でも有りですからね。しかし、である。我が国においても白昼堂々「贋物」がまかり通っているという事実を指摘したい。これは、ゆゆしき大問題…

当然の帰結

思わず官僚の本音が出ちゃった「後期高齢者医療制度」の呼称が高齢者の激怒をかい、慌てて「長寿医療制度」と名称変更。ただのごまかしだというので、再び国民は怒り心頭である。ブログ世論も「ふざけんな政府」の大合唱。私の父も、実は今年ちょうど75歳。…

うかつか流台所リストラ術

「うおつか流台所リストラ術」魚柄仁之助。副題は「ひとりひとつき9000円」である(笑)。先日、「冷蔵庫で食品を腐らせる日本人」が面白かったので、氏の原点を知りたくなり購入。私も苦学生だったし、苦社会人でもあったので(苦笑)貧乏食生活については…

何を今さら、の今さらぶり

ぶっちゃけて言えば「政治とスポーツは別」なわけがありません。かつてのソウル五輪は、韓国の躍進を象徴するイベントでしたし、さらに遡れば日本の東京五輪もそうでした。ただ、こんな抗議の風景はなかったですが。さらに時代を遡ると、あのナチが演出した…

宮型霊柩車が消えるわけ

先日ラジオを聞いていたら「宮型霊柩車」が消えつつある、という話をしてました。なんでも、火葬場近辺の住人が、宮型霊柩車を嫌がるのだそうです。火葬場は、だいたい自治体が運営していますから、住民の意向は無視できません。「目立たない洋型にしてくれ…

醜悪な風景

ロンドンでも、パリでも、聖火リレーに対して「妨害」活動が行われています。もっとも、これは立場を変えれば「抗議」行動です。何に対しての抗議か、といえば、これはチベット問題であるとしかいえません。「政治とオリンピックは別」という「政治的な発言…

ロハスビジネス

「ロハスビジネス」大和田順子、水津陽子。ロハスという言葉は既に定着というか、どっちかというと使われすぎてひどくナウい(笑)言葉になっている感がなきにしもあらずなのであるが、そういうロハスな志向にだんだんと企業もなってきており、そういう動き…

鯨刺身

会社の部下達を誘って、久々に一杯やりにいった。サラリーマンの幸福ですわなー。桜を眺めつつ、大塚の老舗居酒屋にたどり着き、そこでビールを一杯。うーむ、そろそろ暖かくなってくると、これがなんともいえんですな。さてと。。。ツマミを、と思ったら。…

反転-闇社会の守護神と呼ばれて

「反転-闇社会の守護神と呼ばれて」田中森一。評判の一冊。ううむ、こりゃ面白い。内容は、つい先日、上告が棄却されて有罪が確定した筆者の自伝、というところ。もともと、長崎の平戸の貧しい家庭に生まれた著者は、苦学して岡山大学を卒業後、妻の支援を…

死者覚醒

「死者覚醒」T・M・ジェンキンズ。2006年、貧困地区へのボランティアをしている医師のネイトは、妻とショッピングセンターに出かけているところを狙撃され絶命。妻は、頭部の冷凍保存に携わっていたこともあり、愛する夫の頭部を切断、直ちに液体窒素に漬…