Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ビアドのローマの女たち

「ビアドのローマの女たち」アントニー・バージェス。サンリオSF文庫、絶版。バージェスは「時計仕掛けのオレンジ」で有名な作家。小説よりも、映画の方が有名だろうと思うが。人間の醜さとか正義とかに対する不信を画面いっぱい叩き付けたような作品だった…

風邪ひき民間療法

先週、首都圏をおそったゲリラ豪雨にちょうど帰宅途中に遭遇してしまい、玄関についたら背広ごとプールに飛び込んだような有様になった。もちろん、風呂場に直行したわけだが、それから再び体調を崩し、すっかり風邪をひきこんでしまった。耳鳴りが治まった…

こんなもんで充分

本当にやっかいな国の近所にあるものだと、つくづく我が国の不運を思わずにいられないのが北○鮮のことである。(伏せ字扱いだ、あんなもん)核実験に、ミサイル。だだっ子よりもひどく、国連の決議も議長声明もなんのその。6カ国協議も拒否で、みんな呆れて…

農協の大罪

「農協の大罪」山下一仁。衝撃の書であり、書評で軽く内容を説明できるレベルではない。しかし、農業に関心を持つ人にとっては、間違いなく必読の書であるといえる。著者は最近まで農水官僚だった人であり、データの詳細さと説得力は抜群である。日本の官僚…

アースウィンド

「アースウィンド」ロバート・ホールドストック。7000年後の世界で、惑星イーランに宇宙船が難破する。地球は石器時代に退行してしまっていて、銀河に広がったエレクトラ党という政権が、古い植民惑星イーランの再調査にやてきた、というわけである。再調査…

再発

ここのところ、多忙で週末もオフィスにこもる仕事を続けていた。そうしたら、ついにやってきたんである。まず、左耳が「じ~」といいだした。耳鳴りである。いつもの難聴である。「これはいかぬ」と思ったが、まだ断続的なので「なんとかなるか」と思ってい…

コミュニケーション能力が低いという悲しみについて

公然と言ってはならないことなのだろうが、いい年こいた男が独身だと、社会的にはかなり不利である。たとえば、転職とか、昇進とか。結婚?は、あえて言うまでもないが、それはまあ、生物学的な必然だから、ちょいと除外して考えてもいい。どうして、このよ…

競売ナンバー49の叫び

「競売ナンバー49の叫び」トマス・ピンチョン。サンリオSF文庫。20世紀アメリカのもっとも重要な作家、トマス・ピンチョンの代表作、らしい。ついでにいえば、競売ナンバー49とは、この小説の中で重要な役割を果たしている「トライステロ」のマークが入…