Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の稲妻

「夏の稲妻」キース・ピータースン。ニューヨーク「スター」紙の記者ウェルズは、妻と離婚し娘に自殺で先立たれた40半ばの独身男である。IT化が進む編集部の中で、ひとりもうもうと煙草の煙につつまれながら、タイプライターを打っている名物記者なのである…

布団を占領

布団をとられた。ま、仕方がない。。。横で、小さくなって寝るしかないね。猫を叱ってはいけない。猫には、叱られた理由がわからないから。ただ、恐れて悲しくなるだけだと思う。猫は、文字通り「猫かわいがり」するためにあるんですよ。

官僚の責任

「官僚の責任」古賀茂明。元経産省の「改革派官僚」古賀茂明氏が、その官僚生活の最後に書いた本である。渡辺喜美氏(当時の行革担当相)に抜擢され、行政改革の骨組みをつくる。しかし、政権交代に伴い、海江田万里経産相に面談すらかなわず、辞職勧奨され…

再エネ38兆円の誇大広告

このような記事がある。「再エネ6900万KWの負担は38兆円」というものである。http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140623-00010000-wedge-bus_all&p=1資源エネルギー庁に認可された再エネ設備は6900万KWにおよび、その国民負担は38兆円におよぶ、だ…

尼首二十万石

「尼首二十万石」宮本昌孝。この人の本は、以前に「剣豪将軍義輝」を読んで以来だと思う。短編集であるが、なかなか巧みな構成で、感心させられた作品が多かった。表題作は、鎌倉の東慶寺が舞台で、いわゆる縁切寺として有名な寺なのだが、ネタバレすると、…

野次は野次

都議会で、野党の女性議員が少子化と子育て対策について質問していたところ「お前がまず結婚しろ」「産めないのか」などといった野次がとんで、この女性議員は声をつまらせてしまったというので、話題になっている。野次を飛ばす議員の品性を疑う、これはセ…

本当のことを言うのは難しい

福島の中間施設問題について、石原環境大臣が「最後は金目でしょ」と発言。謝罪、発言撤回に追い込まれた。石原大臣の話であるが、実は、そのとおりなのである。そもそも、原子力行政そのものが「金目」だからだ。地方に原発をつくるのは、ほんとはアブナイ…

アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイスが亡くなった。「アルジャーノンに花束を」で有名な作家である。86歳であったそうだ。私が「アルジャーノン」を読んだのは大学時代だから、今を去ること30年前の話になる。尊敬する大学の先輩が「死ぬ前に読んでおくべき小説トップ10…

昭和16年夏の敗戦

「昭和16年夏の敗戦」猪瀬直樹。著者は5000万円の借金をしたばかりに、東京都知事の椅子を手放す羽目に陥ってしまった人である。なんと馬鹿な、というのが世情の反応であろうし、私もそう思う。東京五輪誘致の成功という功績も、一瞬で消え去り、今や過去…

極大射程

「極大射程」スティーブン・ハンター。忙しくてどうしようもなかったが、最近は諦観も必要だと思い始めた。いくら頑張ったところで、しょせん、一人分の仕事しかできないわけで。しかし、人を使うのは、もっとダメである。私は、上場企業時代に、自分の管理…