Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

M谷の話

高校生のとき、Iという友人がいた。私は、既にその頃より偏屈な男であったので、友人はすこぶる少なかった。そんな私とつきあってくれたのがIである。彼は、たいへん文系のアタマを持っていた。つまり、数学が苦手だったのだ。そこでIは「俺は、次の試験で生…

喪失の国、日本

「喪失の国、日本」M.K.シャルマ 山田和訳。かつて「イザヤ・ベンダサン」名義の「日本人とユダヤ人」という本があった。実は、山本七平が書いたとされる。本書も、そのような「日本人論」に近い。すると、訳者の山田和氏がにおいますな(笑)設定(笑)は、…

偽装だけど。。。

お母さんが言う。「こんばんは、牛肉のハンバーグよ!」家族はみんな、大喜びで食べる。「うまいうまい」そのあと、お母さんはこっそり言う。「ホントは、合挽きだったんだけど」家族は、どっと笑うだろう。「お母さん、さすが!やられたぁ」家庭であれば、…

かたき討ち 復讐の作法

「かたき討ち 復讐の作法」氏家幹人。敵討ち、は日本人には大変人気があるテーマである。そんな「かたき討ち」について、蘊蓄を集めた本。こりゃ、おもしろいのであります。まずは、著者は「うわなり討ち」の話から入る。「うわなり討ち」は有名でして、主に…

実録・アメリカ超能力部隊

「実録・アメリカ超能力部隊」ジョン・ロンスン。こんなタイトル、いかにも面白そうではないか。私は野次馬であるから、こんなタイトルの(しかも文庫だ)本を見たら、そりゃ我慢できない。で、結論。「トンデモ本」であります。わはは、やられましたわい(…

引っ越しをやめた

今私が住んでいるのは、私と同じ年齢の木造アパートである。もともと大家の住居だったので、アパートといいつつ1階すべてを占領しており、広さは恵まれている。けど、さすがにすきま風ははいるし、窓枠はゆがんでいる。周囲に自然がありすぎるので(苦笑)夏…

決起集会は普通のこと

介護サービス大手のコムスンが批判されている。介護施設の人員を偽って、介護保険料を不正受給していたというもので、これは問題である。介護保険料は国民から強制徴収されているのであり、税金を使い込んだのに等しいからである。しかし、だからといって、…

生物と無生物のあいだ

「生物と無生物のあいだ」福岡伸一。帯状疱疹でヘルペスウィルスに苦しんだところから、高校時代の生物の教師の言葉を思い出した。「ウィルスは生物と無生物の間である」それで、帯状疱疹の苦痛の合間に本書を読む。著者の福岡氏は前著「もう牛を食べても安…

葉桜の季節に君を想うということ

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午。物語は、主人公の現在「蓬莱倶楽部という悪徳商法の調査活動」と過去「ヤクザ組織に探偵として潜入し、殺人事件の内偵を行う」ことが交互に描かれることで(カットバックの手法)描かれます。この手の小説にあ…

割り箸はもったいない?-食卓からみた森林問題

「割り箸はもったいない?-食卓からみた森林問題」田中淳夫。私は認識不足だったのだが、今の割り箸は間伐材で作るのは少数派なのだという。おまけに輸入材がほとんどである。主に中国だ。で「マイ箸派」が、「割り箸は中国の森林を破壊している」と批判す…

帯状疱疹その2

帯状疱疹の痛みが徐々にひどくなり、金曜日から会社を休んで安静。痛さで頭がいっぱいになると、もう何も手につかない。ま、観念したわけである。医者いわく「古い薬はよく効く」とのことで、鎮痛剤のロキソニンを処方してもらう。こいつには、骨折の手術の…