Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

平成最後の大晦日

大掃除も終わり、今から年越しの買い物。年越ししたら、郷里に帰って老親と過ごしてきます。やはり心配ですので。新年を平穏に迎えられる幸福をしみじみと思うようになりました。それだけトシをとったんですねえ。それでは皆様、どうかよいお年をお迎えくだ…

お疲れさまでした

平成最後の天皇誕生日となりました。天皇陛下の記者会見のコメントに、胸が詰まりました。万感が迫ってこられたんでしょうねえ。長い間、本当にお疲れさまでした。これからは、お体を大事に、どうかゆったりと過ごして頂きたいと思いました。本当に、平成も…

話せばわかる、、、とは限らない

日本がついにIWC(国際捕鯨委員会)から脱退。商業捕鯨を再開しそうです。わたしゃ、普通に鯨を食って育った世代ですからね、鯨肉が手軽に食えるなら大歓迎ですね。資源的にも、イワシ鯨だのミンク鯨だのってやつは増えすぎて日本近海を跳梁跋扈しており、漁…

ランド

「ランド」副題は「世界を支配した研究所」。アレックス・アベラ。ランド研究所は戦後、ダグラス社と空軍が共同出資して設立された研究所である。対日戦で有名なカーチス・ルメイが設立に参画している。米国の科学者は戦時中に軍事研究に動員され、多大な成…

ナニがなにやら

今回のルノーグループ会長ゴーン氏の逮捕のことですが。漏れ聞こえてくる情報だけで、ハッキリとしませんが、正直「こんなので起訴できるんかなあ?」というのが正直な感想ですね。逮捕容疑の金証法違反ですけれども。最初は所得隠し80億円、すわ所得税法…

100年の禍根

入管法改正のことである。これは、100年の禍根を残すことになるだろうと思う。人手不足対策というが、それなら給料を上げれば良いのである。「人のいやがる仕事」は、当然に高給でなくてはならない。そうでなければ人は集まらない。それが、実際は「安い賃金…

違和感の正体

「違和感の正体」先崎彰容。最近の世相はオカシイと感じているのだが、ナニがどうオカシイのか?を言葉にすることは難しい。あえていえば、どうしてみんな「正しい」ことを言いたがるのか、なんでそんなに躍起になるのか、自分の正しさを主張するために他人…

書評「水戦争」を再掲します(一部)

入管法の改正の裏であまり話題になっていないが、水道民営化法案が進んでいる。これは、今までの国鉄や電電公社とはワケが違う問題である。2008年に「水戦争」という本を読み、書評をした。その書評の後段に、私の考えを記しておいた。私の水に関する考えは…

天下の愚策

軽減税率のことである。もともと、公明党に花を持たせるのが目的でムリヤリ導入する制度だから、自民党も真面目に考えていなかったと思われる。もう、しっちゃっかめっちゃかである。「食品なら8%、ただし外食だと10%」というアホな線引きが全ての始ま…

何がしたいのか分からん

国会では入管法の改正が議論されるようだ。政府いわく「人手不足は喫緊の課題」だという。これはおかしい。なぜならば、安倍内閣は「デフレ脱却」を旗印に掲げているからである。私の経済知識によれば、デフレとは「需要に対して供給が過多な状況」を指すも…

絶望の裁判所

「絶望の裁判所」瀬木比呂志。先日、韓国の大法院(日本で言う最高裁)で「戦時徴用工の個人請求を認める」という史上例のない画期的トンデモ判決が出て大いにオノノイタのであるが(驚いた、は通り過ぎた)世の中には他山の石という言葉もある。我が国の司…

驚愕の判決

いやあ、驚きというほかないなあ。韓国最高裁、徴用工訴訟で原告の訴えを認めたそうだ。国家間の損害賠償の行為を否定するという、かつて史上にない画期的判決だわな(爆)しっかし、これはどうするんだろうね。国際司法裁判所に訴えようにも、韓国は応訴し…

覇王の番人

「覇王の番人」真保裕一。真保裕一の本はたいてい面白いのだが、歴史小説を書いているのは知らなかった。題材が明智光秀となれば、それは読んでみるしかないわけだ。本能寺の変は、日本史上最大の謎と言われている。明智光秀が信長を討った、ということに異…

従属国家論

「従属国家論」佐伯啓思。戦後の日本の論壇の主流が「戦後民主主義」であり、その実態が自己検閲による「閉ざされた言語空間」であることを指摘したのは江藤淳です。本書は、江藤の思想を新書向きにリライトしたもので、WGPに詳しい人には新味がないだろうと…

最期くらいは

カナダで大麻が合法化されたようです。ショップには行列が出来ているとか(苦笑)しかし、真面目な話、医療用大麻は需要があるような気がしますね。終末期のガンの緩和ケアなどに使われるらしいです。抗ガン剤の副作用を和らげたりする効果もあるようですが…

刀伊入寇 藤原隆家の闘い

「刀伊入寇 藤原隆家の闘い」葉室麟。平安時代に九州へ攻め寄せたのが女真族で、今のロシアのウラジオストックあたりにいたらしい。のちに金を建国して、宋を攻め滅ぼした。もっとも、その金もモンゴルに滅ぼされることになるので、ほんとに大陸の覇権争いと…

仮面の日米同盟

「仮面の日米同盟」春名幹男。副題は「米外交機密文書が明かす真実」。米トランプ政権が仕掛けた対中貿易戦争は両者一歩もひかず、報復合戦の様相を呈している。直接的には、中共が米国に売っている金額のほうが圧倒的に多いので、関税合戦をすれば中共の負…

中近両用

50を過ぎてから、だんだんと近くが見えづらくなった。老眼になったのである。やむを得ないから、手元用の眼鏡をつくった。私はもともと近眼であるので、わざと度が緩い眼鏡をつくるわけである。遠くは見えないが、読書などには都合が良い。ところが、つい…

火焔の鎖

「火焔の鎖」ジム・ケリー英国の地方を舞台にした小説である。ミステリという割には謎自体は大したことがない。人間ドラマというべきか。約30年前に、米空軍の輸送機が農場に墜落した。この地方には米軍基地があるのだ。(英国にも米軍基地がある。沖縄の…

物流ビジネス最前線

「物流ビジネス最前線」斎藤実。昨今「物流危機」という言葉が叫ばれる。インターネット通販の飛躍的な成長、コンビニの一日4度の配送などで我々の生活は豊かになったが、モノが自然にやってくる道理はない。誰かが、モノを運んでいるのである。それが物流…

消化試合

自民党の総裁選のことであります。すでに安倍首相は、国会議員の8割の票を固めたそうであります。マスコミでは、石破氏がこれから追い上げだとか期待する向きもあるようですが、おわかりの通り、馬鹿馬鹿しい話であります。言ってみれば、首長選挙で、現職…

愚行録

「愚行録」貫井徳郎。同じ人物の同じような特長でも、見る人によってその評価は異なる。「決断力がない」「グズ」だと言われている人も、他の人から見れば「落ち着いていて慌てない」「慎重に判断する」好ましい性格ということなる。「軽佻浮薄」「アタマの…

勝者なき

米中貿易戦争はおさまる気配を見せませんね。トランプと習金平、いずれもメンツがありますので引くに引けず、関税の応酬になっております。経済的な影響で言えば、支那から米への輸出は多いですが、逆は少ない。それゆえ、短期的には支那のほうが苦労しそう…

日なた弁当

「日なた弁当」山本甲士。主人公は地元の住宅メーカーをリストラされた49才の男である。代わりに紹介された系列の派遣会社ではスタッフと思いきや、なんと派遣社員として登録される始末。むろん、仕事など来ようはずがない。無職である。やむなくハローワー…

さすがに

本日ただいま決勝戦をやっている高校野球。金足農が大活躍で、並み居る強豪を倒して決勝戦進出して大いに話題になっておりますね。ですが、ちょっと心配なことがあります。言うまでもないですが、エース吉田投手の連投であります。昨日も準決勝で完投してい…

ゾルゲ 引き裂かれたスパイ

「ゾルゲ 引き裂かれたスパイ」ロバート・ワイマント。昭和史を揺るがせたスパイであるゾルゲについて、ソ連崩壊によって明らかになった情報や日本での最期の愛人エタによる証言なども取り入れて書かれた本である。たいへん興味深い。物語の冒頭は、ゾルゲが…

台風をついて隠れ家へ

台風関東接近の中を、スキをついて近所の会席へ。涼しくなったところで、久々に美味いものでも食って英気を養おう、という魂胆である。土瓶蒸しはさまつ。松茸にはまだ時期が早いが、さまつならもうある。値段も落ちてきてますからね。他の具は夏らしく、鱧…

つらつら陰謀論

最近、ネット上で主に右寄りの方々の主張で目立つのが「グローバリズムはマルクス主義者の陰謀」というものです。ついでにいえば、マルクスはユダヤ人でしたので「グローバリズムはユダヤの陰謀」ということになります。まあ、金融の世界でユダヤ人が一大勢…

音もなく少女は

「音もなく少女は」ボストン・テラン。あの「神は銃弾」を書いたテランの長編である。で、結論から言うと、やっぱり傑作だ。舞台はNYのサウス・ブロンクス。私が大学の頃は「世界一危険な街」と言われていた。それ以前は、そうではなかった。そして、それ以…

あがいても

大塚家具ですが、いよいよダメなようですね。自力再建を諦めて、身売り先を探しているようです。ネット上の記事では「親子喧嘩のイメージが強すぎて」と報道されていますが、これはハズレだと思います。だって、オヤジの店のほうは、それなりに売れているか…