浪費のいいわけ

いよいよサンヨーのブランドが消える。

サンヨーといえば、なんとなく松下や日立、東芝よりも「安くて」「ユニーク」「ちょっとちゃち」というイメージがあった。
しかし、私はその「ちょっとちゃち」なところも含めて、サンヨーが嫌いじゃなかった。

かつて、すでに20年以上も愛用してる松下の洗濯機「愛妻号」のことを記事にした。
まさに私と半生をともにしてきた、といっても過言ではない。
しかし、彼女も、よる年並みには勝てなくなってきた。
悲しいことであるが、この世に存在するものは、生物であろうとモノであろうと、皆、寿命があるのだ。
20年以上頑張った愛妻号に、なんの文句もない。

で、ついに後添えを探す仕儀となった。
色々と物色してみたが、私が白羽の矢を立てたのはサンヨーのAQUAであった。

また20年は使う気まんまんなので、多少は値が張っても仕方がない。
それ以上に、AQUAはユニークな機能が満載だった。

風呂水を浄化して節水機能。
少々の汚れならば、洗剤なしでも洗えてしまう電解水。
そして、極めつきは、靴のようなものでも空気で洗うイオン洗浄。
私の靴はクサイのだ。これは見過ごせんではないか。

何よりも、消えゆくサンヨーブランド最後の洗濯機というところが、非常にひかれた。
で、貧乏しているくせに、ついに購入してしまったというわけである。

おかげで、少々天候が悪くても、安心して洗濯ができるようになった。
とはいえ、電気料金を考えると、そうそう乾燥機能を使いたくはない。
洗濯物は、太陽の下で乾かすのが一番である。

しかし、だからといって、こんな洗濯機を買うものだろうか？
私は、自分の妙な浪費癖に、すっかり辟易しているのだ。
でも、すごく良いよ～、この洗濯機（笑）