Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

逃げるのも手

通勤に使っている知人の自転車がパンクしたとのこと。

で、昨日、見に行ったのである。パッチと工具を持って行って、パンク穴ぐらい、ふさぐのに訳はない。5分で直す、は嘘ですが(苦笑)普通のパンクなら10分もあれば治せる。何度もやってきているのだ。

 

で、見事にぺっちゃりつぶれたタイヤをみて、さっそくチューブにパッチを貼って、さて完成、、、空気を入れてみたら「ピチッ」という音がして、再び空気が漏れ出す。

みると、タイヤに切れ目がある。空気を入れると、その切れ目から空気圧を受けたチューブが飛び出し、裂けてしまう、というわけ。これじゃあ、チューブにパッチを貼っても治らない。タイヤ交換が必要である。

知人には、その旨を説明して、明日にも治しましょうか、、、みたいな話をした。

ただ、そのとき、少し疑惑があったのだ。タイヤの切れ目が、、、なんとなく「鋭い」のである。タイヤの経年劣化で裂け目ができるのは、私も何度も経験しているから知っているが、そうではないような。。。

 

で、そのあとで。知人と雑談した。

そうしたら、職場でうまくいっていないのだという。何やら、陰湿なイジメ、、、のようなものに執念を燃やしているやつがいて、そいつがなぜか事務所でチーフのような、、、らしい。なので、誰も何も言えず、顔色を窺っているようだ。

で、聞けば。それだけが原因というわけでもないが、ちょうど今月末でその職場を辞めるのだという。年齢的にも、もうそんなに稼がないといけないわけでもなくて、しかし次の話もいくつか来ているらしい。なにより、本人のメンタルが良くないらしい。

「ああ、それなら辞めるのがいいねえ。そんな職場は、ろくでもないからなあ」

と相槌を打った。

妙に鋭いタイヤの切れ目については、何も話すことはないと思って、黙っていた。

 

世の中には、いろいろな人がいるのである。こっちから見れば、ちょいとイカレテイル奴だって、やっぱりいる。

三十六計逃げるに如かず、は昔からアリなのだ。報われない頑張りが限度になると、人は壊れる。昔、壊れた私は知っている。

 

逃げるのも、立派な手のひとつだと思うのですなあ。