リバイバルはいいけれど

インストールするだけで、通話料が半額。
しかも、基本料金なし。
これはスゴイや、とさっそく使ってみたのである。
「楽天でんわ」。

アプリの仕組みは単純で、電話番号の先頭にプリフィクスをつけるだけ。
これは、むかし流行ったマイラインである。
なるほど、IP電話じゃなくて、キャリアを選択するのだから、音質が良いというのもうなずける。
しかも、通知番号は今までと一緒。

「むかしの名前ででています」
だけど、今のアプリにという新しい革袋に、古い酒をいれた感じ。
発想の転換として、なかなか面白い。

ところが、そのうち、問題点を発見。
どうやら、音が途切れる場合があるようである。
こちらからは分からないのだが、相手から「音が途切れています」と言われてしまう。
どうも、上りのほうだけがおかしいのか？
ううむ、この症状は、、、IP電話と同じじゃないか（苦笑）

まあ、遅延はそれほどでもないようだが（普通の携帯と同じくらいか）この音声は困る。
回線キャリアのFUSION自体が、下り（着信）回線は無制限。上りは制限（チャネルアップサービスをすれば増える）だから、単に帯域ではなくて、ゲートウェイにそういう特性を抱えているのかな。

しかし、こういうアイディア自体は悪くない。
「スマートフォンの登場で、キャリアの土管化」なんて言われていますが、ようは頭のつかいよう。
まだまだ工夫の余地がある、ということでしょうなあ。